Q4 DJ SODAさんのセクハラ被害や「露出度の高い服を着た女性は触られても仕方ない」という論調についてどう思いますか。あなたの率直な意見を聞かせてください。(任意回答)

その論調はおかしいと感じる声:・「露出度の高い服を着た女性は触られても仕方ない」という、触った側を正当化する論調に恐ろしさを感じます。露出度が高い=触ることを容認している、ではないはずです。性被害者を軽視する思考に強い憤りを感じます。

・勝手に触る人が絶対的に悪です! 色々な趣味嗜好がある中で、自分が好きだから、他者に危害を与える、なんて、あっていいわけがありません!

・露出度の高い服装=体を許可なく触られても仕方がないという意見がそもそも全く理解出来ない。セクハラを通り越して強制猥褻罪、犯罪ですから許される訳がありません。女性を見下しているから出てくる論調なのかなと悲しくなります。

・こうした論調は、基本的人権を無視した未熟で問題の本質をずらした考えだと思います。

・同意なく人の体を触る事は犯罪です。小さい頃から手を繋いだりするからなのか、どうも体を触るという事に対するハードルが低いように思います。また今回は女性でしたが、男性であれば叩かれたり、服を引っ張られたりしたかもしれません。子供の頃から家庭や学校で自分以外の体は自分の物では無いという事、同意なく体に触れる事はその人の尊厳を傷つける行為であるという事を徹底して教育する必要があると思います。


ビヨンセのような有名アーティストでも触ろうとしたのか?という疑問の声:・たとえばビヨンセのような比較的しっかりした体格でさらに有名なアーティスト(そして黒人)が同じ格好で至近距離に現れたら、同じ当事者たちは触ろうとしたのでしょうか。DJ SODAがまだかなり若い細身のアジア人であったことも、手を伸ばしやすかった心理的理由だったのではないかと感じずにいられません。

・たとえばファッションショーや海外のレッドカーペットやパーティでも、大女優が身体のラインが透けていたりほぼ裸では?! というドレスを着て話題になりますが、それで触られたとかは聞いたことがないですよね。

主催側が対策すべきだったという声: ・良くない考えだと思いますが、少しそう思います。今回のような近い距離では体のどこかに触れられる危険性があると本人も運営側も認識して、対策を講じたほうが良かった。

・フェスなどでのアーティストとファンの距離が近いのは、ファン側としては嬉しいですが、アーティスト側からしたら危険だと感じます。どんな人がいるか分からないから、一定の距離はあったほうが良いのでは?と思います。「露出が多い服を着た人は触られても仕方ない」というのはおかしいと思います。ファッションは自由だと思うので。しかし露出していると被害に合う危険性は高まると思うので、それを踏まえて自分自身を守る為に考えて行動をすれば良いと思います。

日常生活の場とは次元の違う問題だという声:・着用していたのは舞台衣装なのですから、触った側が100%悪いです。警備会社はその点を考慮して、彼女を守るべきでした。日常生活の場で、我が身の安全を考えて露出度を考慮した服装を選ぶのとは、次元の違う問題だと理解しています。

露出度が高い服装について「そういう目で見られる」と感じる意見: ・触るのは完全に犯罪行為ですが、海外と比較して日本は露出度に関しては緩いと思います。海外では、露出度が高すぎる服を着ていると娼婦と思われる国もあり、そういう目で見られるのは仕方ないという傾向も。犯罪者に狙われる危険性が高いという意味です。そういう観点だと、日本は性犯罪に対しての危機感がまだ薄いような気がします。

・露出度の高い服を着た女性は触られても仕方ないという昔からある感覚はそろそろ変えていった方がいいのではと思う。しかし、未だにその考えが根強くあり、相手を刺激してしまい性犯罪が発生してしまうのも不安があり、高1、小5、3歳の3姉妹の母としては露出度控えめの服装をさせてしまいます。女の子や女性が自由におしゃれを楽しめたらいいのにと思います。

・露出度の高いファッションが悪なのであればそういった服を提案しているアパレル企業はたくさんあるのでそこに文句を言ってくれとおもう。好きな服を好きな時に着たいという気持ちは否定したくない。ただ、どうしてもそういう目で見てくる人は居るという認識はしておいて損はないと思っています。

痴漢など性被害の経験についての声: ・高校生の頃、ミニスカートで通学していてよく痴漢にあいました。そんな短いスカートを履いているからだと注意されたこともありましたが、どう考えてもおかしいです。なぜ犯罪とも言える行為を棚に上げて擁護するのでしょうか。さっぱり意味が分かりません。

・性被害経験者です。警察の事情聴取で、「露出度の高い服を着ていたからだ」と、刑事から言われました。膝上丈のスカートを着ていただけで、上半身はジャケットを着ていました。脚を露出するだけでもこんな言われ方を、しかも警察からされました。こういう社会的通念を打破する必要があると思います。
 

DJ SODAさんはこの後、「私は自分が着たい服を着る自由があるし、誰も服装で人を判断できない。私の体は自分のものであって、他人のものじゃない。」と宣言をしています。

”私は露出した服を着るのが好きで、これからもずっと着ていくつもりです。
だからみんな服装に干渉する人たちの顔色を伺わず、着たい服を思う存分着ながら生きよう!!”
https://twitter.com/dj_soda_/status/1690987172340625408より引用

その後、『MUSIC CIRCUS‘23』を主催した「TryHard Japan」は8月21日、大阪の警察に姓名不詳の男性2人と女性1人の計3人を不同意わいせつや暴行などの疑いとして告発状を提出しました。
さらに同社は「この事件に関してDJ SODAに対する誹謗中傷やDJ SODAの国籍に対する差別的発言がSNS上などに散見されます。株式会社TryHard Japanは、DJ SODAの権利保護のため、流布者のアカウントをモニタリングおよび追跡中であり、場合によっては厳重な法的対応をします」とコメントしています。

今回の事件について、あなたはどう思いますか?

次回の「〔ミモレ編集室〕にミドル世代の常識・意識を聞いてみた!」もお楽しみに!

〔ミモレ編集室〕は、ミモレのオフィシャルコミュニティです。「好きを伝え、つなぎ、つながる」をキャッチフレーズに、〔ミモレ編集室〕メンバーの一人一人がこれまでに培ってきた美意識や好きなこと、最近気になっていることなどを自由にシェアし、繋がる場です。


文・構成/大槻由実子

 

 

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