私にとって「ついてる」は、“おまじないの呪文”


「ついてる」という言葉もよく使います。これを言うようになったのは、以前本を読んだときに、口癖にするといい言葉の1つだと紹介されていたから。

それは、言霊パワーはもちろんのこと、現実的な理由もあると考えています。
「ついている=運がいい」ということですが、そもそも自分を「運がいい」と思っている人と「運が悪い」と考えている人では、思考や行動が変わってきます。
たとえば、失恋したとしても、自分を「運がいい人間」だと思う人は、「私にはもっと素敵なご縁があるから(もしくは、縁が切れたほうが幸せになれるから)、この人とは結ばれなかったんだ」と前向きに捉えることが多いもの。
そして、現実的に、そういう人ほど幸せになりやすい。「自分は幸せになるに決まっている」と信じている人は、どんな状況であっても、その環境下にある “いい部分”に気づくことができ、それを生かして幸運をつかむからです。

逆に、自分は「運が悪い」と思っている人は、悪いことが起こると「やっぱりねぇ~(どうせ、私なんかうまくいくはずないわよね)」と妙に納得をして、そこから這い上がることを諦めてしまうことも。

結局、なぜ「ついている」という言葉を言うと幸せになりやすいのかというと、「自分は運のいい人間なんだ」と信じる力が高まり、その結果、物事がいい方向に進む行動をしやすくなるから、というのもあるのかもしれません。

 

「愛しています」は、パワーのある言葉


日本人は恥ずかしがり屋が多いので、「愛している」という言葉を使わない人は多いものです。私も言うとしたら、ペットのセキセイインコくらいですが。
でも、その成果はあり、インコも言葉を覚え、私に「アイシテルヨ」と言ってくれるようになりました(笑)。

 

私自身、おばあちゃんっ子だったのですが、今は亡き祖母は、よく私に「だって、(あなたを)愛しているもの!」と言ってくれていました。その言葉は、私自身を包み込み、全肯定してくれるものでした。
「愛している」という言葉は、人に生きるパワーを与えてくれるのです。

「愛しています」と言うと、自分の内側から愛が増える感じがしませんか? 愛は「幸せ物質」であり、愛せば愛するほど増えていくもの。だから、言うほどに幸せ感が増すところもあるのでしょう。
人に言うのは恥ずかしいときは、まずはペットにでも、観葉植物にでも、もちろん自分にでもいいので、言ってみてはいかがでしょうか。

では、なぜ、「言霊のいい」言葉は、人を幸せにするのでしょうか。個人的に思う、現実的な視点からの見解を紹介します。