友達やパートナーなど、大切な人が離れていってしまった経験がある人は、少なくないでしょう。もちろん大きなトラブルがあれば、縁は切れやすくなりますが、そうでなくても起こってしまうことはあります。
今後、同じような悲しい経験をしないために、気づいていたほうがいいことは、何でしょうか。また、その苦しみをどうやって乗り越えていけばいいでしょうか。

 

相手の“譲歩の積み重ね”に気づいていた?

大切な人が離れていったときに気づくべきこと。大きなトラブルがなくても起こる理由_img0
 

よほど特殊な事情がない限り、離れていく相手は、「距離をあけたほうが、お互いのために(少なくとも自分にとっては)良いことなのだ」と考えています。
でも、大きなトラブルがなかった場合、離れられてしまった側のほうは、「なぜ?」と思ってしまうことはあるでしょう。「うまくいっていたのに、なぜ、こんなことになってしまったのだろう?」と。
そんなときは大概、その大切な人が「自分に合わせてくれていたこと」に気づいていなかったことも多いのです。

大人になればなるほど、「喧嘩をしたら面倒だから、わざわざ言わない」という人は増えてきます。でも、心の中では一緒にいることで「自分のほうが損している」と感じていたり、我慢をしていたり……。
特に一方的に自分の意見を強く発する相手に対しては、譲歩していることは少なくありません。でも、自分ばかり我慢していると、自己を大切にできていない状態なので、だんだん辛くなってしまうのですよね。
もちろん、自分の意見をハッキリ言わない人にも落ち度はあります。でも、大切な相手ならば、性格を把握し、察することも大切なのですよね。
 

「相手の意見をきちんと聞くこと」は大事


相手が自分の意見をあまり言わない性格の場合は、日頃から意図して聞くようにしておいたほうがいいでしょう。
「私はこうしたいのだけど、どう?」という言い方だと、相手に合わせるタイプの人は、思わず、「それでいいよ」と言ってしまうところも。だから、はじめから「あなたはどうしたい?」と聞くことも大切なのです。
たとえ自分と意見が違ったのだとしても真っ先に批判しないで、まずは「どうしてそう思うのか」をきちんと聞くことで、自分も「それがいい」という気持ちになることはあるでしょう。

結局、人間関係は、「相手を都合よく扱っていた(便利に使っていた)人が、逃げられてしまう」パターンは少なくありません。そういう人は自分が快適でいるために、無意識的に「相手に依存している」ことも多い。だから、相手が距離をあけると、うろたえてしまうのです。
失いたくないほど大切な相手であるなら、日頃から相手の要望をきちんと聞いたり、相手にとってのメリットもきちんと考えたりすることは大切なことでしょう。

ただし、場合によっては、「相手に尽くしていたはずなのに、離れられてしまう」パターンもあります。特に恋愛関係では、そんな残念なことが起こり得ます。
そこには、「自分が知りたくない悲しい真実」が隠されていることもあるかもしれません。
次のページで紹介します。

 

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【漫画】大切な友達が離れていった理由
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