自分の子どもに「意見」は言わない。感情を伝えていく


――引きこもりから奮起して大変身。今では人前に立つ仕事をされています。そのような経験から、ご自分のお子さんにはどのように接していますか?

ekkyさん 娘がいるんですが、話を聞く時には「よかったね」とか「嬉しかったね」という感情表現を大事にしています。「こうした方がいいよ」っていう自分の意見は言いません。例えば、男性同士ならば、情報共有のために会話をするけれど、女性の場合は感情を共有する、つまりは共感を得たいために話したりすると思うんです。そんなことを意識しながら、コミュニケーションを取っていますね。

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――、子ども達のゲーム依存も問題になっています。ちなみにお子さんには、ゲームを与えていますか?

ekkyさん ゲームやYouTubeは時間を決めて遊ばせています。勉強が終わった後にタイマーをセットして、15分とか区切りをつけています。習い事も、本人がやりたいといったことを優先して、もしも「辞めたい」と言ったら「べつに辞めてもいいよ」って伝えています。

 

――子どもがゲームの時間を守れないと言う悩みもよく聞きますが……。

ekkyさん ゲームやアニメにしても、受け身でただひたすら見て楽しんでいるだけではなくて、「なんで面白いと感じたのだろう」とか、いろいろなことをイメージできるのなら良いって思うんですよね。

――お子さんは、ekkyさんがテレビに出られているのを知っていますか?

ekkyさん 最近は露出が多いので知っていますね(笑)。「パパはテレビに出る人なの? 」って聞かれて、「ユーチューバーなんだよ」って答えたりしています。実際、TikTokやYouTubeの動画もやっていますので(笑)。

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――ekkyさんのトレードマークともいえるオーバーオールの文字も奥様のお手製なのですよね。奥様とは喧嘩をされたりしますか?

ekkyさん しないですね。うちは奥さんがすごく優秀過ぎるんです。彼女はワーキングホリデーを利用して、海外で過ごした経験があるからか、視野がとても広いんです。だから僕のわがままも全部受け入れてサポートしてくれます。