そして先日、体調も良さそうだったこともあって、3匹いっぺんにお眠りいただいて手術を敢行。ピグミの採った腫瘍は、生体検査へ。マリメアは、犬歯を含めそれぞれ8〜9本の歯を抜いて、大きな穴が開いた箇所を縫合。
手術当日の夜、さっき麻酔から覚めたとは思えないほど、何事もなかったかのように出てきたピグミと、まだポヤポヤしているメアマリを連れて帰宅。一番痛んでいたのは、両方の犬歯を抜いたマリちゃん。ボロ雑巾のように丸まって寝込んでしまった。そして、あいかわらず、何事もなかったようなピグミと、比較的元気そうなメアちゃん。ただ、3人とも食欲はあり、手術当日の夜からよく食べた。3日もしたら、マリちゃんも復活してきて、一週間後には、生体検査に出していたピグミの結果も帰ってきた。なんと、良性!!!!! キタコレ。強運!!! あやしいものをすべて取り去って、健康優良おばあちゃん爆誕。マリメアも経過問題なしで、3人とも完全復活。
シリアスな状況の中でも、病院に行くたびにどうしても面白くなってしまうのが、「ふたりの見分け問題」。果たしてどっちがメアでどっちがマリなのか。代わる代わるいろいろな方が確認に来てくれて(間違わないようにやっていただいて感謝しています)、「黒くて目が大きくて、耳が立っているのがマリちゃんです」と言っても、飼い主だからわかる微差。もう、なんとなく焦った顔で、院内の方が近づいてくる場合は、何も聞かれなくとも「それはメアです」とか、「あ、マリちゃんです」いうと大体、にやっとして戻って行くシステム。本人たちはどこ吹く風なのに、大きさもほぼ同じ、色もほぼ同じなので、まわりに混乱をまねいているのが、かわいい。
というわけで、わがやの3匹は今日もどこかで昼寝をしています。こんなかわいい犬たちが、うちにいるなんて、わたしはなんて幸せ者なんだろうと、今日もやっぱり思っています。
スタイリスト佐藤佳菜子さんのコーディネート
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バナー画像撮影/川﨑一貴(MOUSTACHE)
文/佐藤佳菜子
構成/高橋香奈子
前回記事「美容医療初心者の私が、勢いで挑戦した「ボトックス」。その結果は?【スタイリスト佐藤佳菜子】」はこちら>>
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