みなさん、こんにちは。エディターの昼田です。

私の服捨て体験記がついに本になります。タイトルは「1000枚の服を捨てたら、人生がものすごい勢いで動き出した話」。11/30の発売に先駆けて、予約がスタートしました。

Amazon楽天ブックスからご予約可能です。

1000枚の服を捨てるってすごいと思われるかもしれません。でも私が捨てたのは、服ではありません。服に姿を変えた、自分の思い込みや観念を捨てたのです。ですから思い込みがなくなったとき、人生が猛スピードで変化していくのは当然の話なんです。変わらない人生などないのです。

多くの人は「服が捨てられない」と言います。これは、服が捨てられないのではなくて「私はこれまでずっと大事にしてきた”思い込み”が捨てられない」と言っているのと同じなんですね。カイコの繭のように自分で自分を縛っているのです。ぜひこの本をヒントに、思い込みを手放しておしゃれをラクに、そしてあなたが本来生きるべき人生を手にしてくださいね。

さて、今日お届けするのは「#服捨てドキュメント〜岩井樹里さんの場合〜」。捨てるつもりがなかった一軍の服を捨てたことから、人生が思ってもみない方向に動き出した話をお届けしていきます。

 

余計なものは何一つ持っていないと思っていた!

 

ナチュラルコスメのプロフェッショナルであり、そのよさを伝えるメイクアップアーティストとしても活躍する岩井樹里さん。結婚前は食品メーカーの営業職で、当時買ったファッションブランドの高いスーツをずっと持っていたそう。

「私は整理整頓が大好きで、引き出しの中を全部把握していたいタイプなんです。だから余計なものは何ひとつ持っていないと思っていました。スーツにトレンドはないですし、子供を産んで体型が変わったけれどまだ入るし、いつかの一軍だと思ってクローゼットにきれいにしまってありました」

年末になるとすべての服を取り出し、きれいにたたみ直すほど大事にしていたそう。そんなある日、私が書いた記事を読んで変化が起きました。

「なりたい自分と洋服の関係性について書かれた記事を読んで、ずっと大切にしていたスーツがなんか違うと思いはじめました。それで体にあててみたり、実際に着てみたら違和感があって、自分の服なのに借りてきた服のような感じがしたんです。そのとき、もうこの洋服と一緒に歩くことはないなと思いました」

メイクをする岩井さん。肌荒れを経験したことでナチュラルコスメに目覚めたのは20年以上も前だそう。

「服を捨てようと決意してからは、視界に入るだけで嫌な感じがしたり、一緒にいるだけでも体がソワソワするというか。メルカリで売れるまで待てなくなり、それよりも一刻も早くこの服たちを手放そうと思って、一気にセカンドストリートへ持っていきました。IKEAのバッグで5袋ほどありましたね」

HIRUTA’S COMMENT
岩井さんのこの感覚、とてもよく分かります。いらない服があるとイライラする、ソワソワするなど体感に現れるようになったとき、本来の自分とワードローブが同期した状態になります。その人にとって一番手放せないものを捨てたとき、その瞬間は訪れます。誰でもです!


「捨てるとすごくすっきりしました! 新しいエンジンを搭載したみたいな、モーターの回転速度がめっちゃあがった感じになりました。仕事のことで人目を気にしていたことも、もういいやと思えて、吹っ切れた感じです。
それまでナチュラルコスメを本当にいいと思っていて、みんなに知ってほしい気持ちがある一方で、お金をいただくことに抵抗があってなかなか前に進めませんでした。それが服を捨ててみたら、夫が働いてくれるおかげで、無理してお金を稼ごうとしなくても好きなことがやれていることに気がついたんです」

HIRUTA’S COMMENT
はい、ここがものすごくポイントです! 服がなくなると、自分がすでに手にしているものに気がつくようになります。逆を言えば、服が多いといらないことに気を取られ、自分が得ているものに気がつくことができません。こういう”気づき”が増えていき、行動が変わっていきます。


変化その① 
ブランドバッグなしには
歩けないと思っていた私が
洋服へのこだわりがなくなった!

 

「その後、これ以上捨てるものはないと思いながらも違和感があるものは手放すようにしていくと、不思議とモヤモヤしていることの答えがでたり、こだわりがなくなってきて『どう思われてもいいや、これが私!!! 』と思えたんです。ブランドバッグなしでは表参道を歩けないと思っていたけれど、今は美術館で買ったコットンバッグで歩けるようになりました(笑)」

HIRUTA’S COMMENT
岩井さんが体験した「どうでもいい」の境地は、私もまさに一緒でした。おしゃれに対しての思い込みがなくなった状態です。結果、外側のものに左右されず自分が心地よいと感じるものがワードローブに揃っていきます。そして服に執着がなくなった分、自分の思考とエネルギーをやりたいことのために使えるようになります

 
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