一家全員コロナ罹患手記「子持ちがコロナになった話」や副業マッチングサービス体験レポート「副業? 複業? 福業!」が反響を呼んだ3児の母・餡蜜桃子さんがミモレに帰ってきました! 育休から復帰し広告代理店で営業職としてバリバリ働きつつ、ワンオペで家事育児もこなす餡蜜さんに今回課されたミッションは「プロボノについて調査せよ」。意識高い系の人々の間で広まりつつもあるけど、おそらく多くの読者の皆さんには耳慣れない言葉かと思います。4回にわたり餡蜜さんが「プロボノ」とは何ぞやを紐解き、実際にプロボノ体験し、体当たりでレポートします。

 

「副業」は今の自分、そして未来の自分のQOLを向上させるために取り組む前向きなチャレンジ。では「プロボノ」とは?


はじめましての方、お久しぶりですの方、どうも餡蜜桃子です。7歳男女の双子と3歳の男子、3人の子どもを育てるワーキングマザーです。前回mi-molletで「副業」に関する連載をしていたのが約1年半前。末っ子の育児休業中でした。
 
執筆を終えた頃、新卒から十数年(最早数えられない……)勤める広告代理店に復職しました。相当覚悟して社会という大海原に戻ったわけですが、リモートワークの浸透や強烈な双子を上にもった末っ子ならではの心技体の強さに助けられ、一度目の復職よりも穏やかなスタートを切ることが出来ました。

3人着物を着せて七五三を執り行いました。着たくないだの早く脱ぎたいだの大騒ぎ……アイスで機嫌をとって続行しました。

そして今年の春、双子は小学生になりました。これまで色んな場面で「お子さんが多いから毎日あっという間に時間が過ぎるでしょう?」と声をかけられてきました。でも実情はワンオペ且つあまりに口も動きも達者な子どもたちだったため一秒も気が休まる時がなく、双子が5歳を過ぎる頃までは一分一秒が耐久レースのように厳しく長い道のりでした。
 
しかし子どもが自分で出来ることが増え、言葉でしっかりとコミュニケーションが取れるようになってきたあたりから一気に時の流れが加速していきました。また同時に会社に戻ると自分より一回り以上年下の子たちがバリバリと活躍してプロジェクトを引っ張っていたり、はたまた長年一線で活躍されていたベテランの方たちがどんどん還暦を迎えて現場を退いていく姿を見るにつけ、人生ってきっとすごく短いのだなぁと強く実感するようになりました。
 
前回の副業連載の最後にこのように書きました。
 


人生100年と考えるとミモレ世代の皆さんはまだ道半ばという年のころです。夢は若い頃に叶えられなかったらおしまい、という時代ではもうないと思うのです。(中略)輝けるフィールドを小さくても沢山作っていくことが、自信を持ってしなやかに生きていくための大きなステップになる、この連載を通して私はそう学ぶことが出来ました。
 

 
副業=収入を補填するためにやむを得ず行うもの、という概念が一転。今の自分、そして未来の自分のQOLを向上させるために取り組む前向きなチャレンジ、という定義が出来ました。副業についてはいつか自分も積極的に取り組みたいという非常に良いイメージ付けが出来たわけですが、今度は「プロボノを調査せよ」というミッションに取り組みます。