岐阜・東京・メキシコで「日々、子どもたちが楽しい!と感じながら自分の人生を切り開いていってほしい」想いをひとつに進めるプロジェクトが始動

 
亜美ちゃんからはしばらく経ってから、とっても長くて丁寧なお返事が届きました。日本にいた時も、そしてメキシコに移ってからも、コロナでロックダウンしたことで収入源を失った民芸品作家さんの販路確保のサポートをしたり、先住民の村に陶器を焼く窯をクラウドファンディングでつくったり……様々な社会貢献活動をしてきたこと。でもそれが自己肯定感の低さを埋めるために、やたらと自分を追い詰めてやってしまっていたこと。
 
子どもがとっても欲しかったこと。数えきれないくらい体外受精をして、でも授かることが叶わなかったこと。今は一旦治療はお休みしていて、またいつか再開しようと思っていたけれど、ふと自分の子どもでなくてもいいのではないか……という気持ちが芽生えたということ。それは多分、今の自分の人生が楽しいと感じられるようになったから生まれた感情であること。そしていつか自分の子どもが産まれたらこれを教えてやろう、あれも教えてやろうと考えていたことを自分の子どもじゃなくてもいいじゃない、よその子どもと友達になって色々話したい! いま、そんな気持ちでいるから是非このプロジェクトを一緒にやりたいです、そう綴られていました。
 
私の想い、そして私をはるかに上回る亜美ちゃんの熱い想いをしたため、GRANT経由でNancyの名刺デザインのプロジェクトにエントリーしました。
 
Nancyは「生き抜く力を育む教育」をミッションに岐阜県を中心に活動している非営利型の団体です。「ぎふマーブルタウン」という仮想都市で子どもたちが自分の力で商売をし、納税をし、集まった税金の使い道を決めるために選挙で国王を決めたり……そんな実践型の学びのサポートを手がけていらっしゃいます。

他にも「ハローインタレスト」というプロジェクトではお坊さん、市議会議員、ラジオパーソナリティ、ドローンを活用するカメラマン……様々な職業の人の話を聞き、実際に働く姿をみせることで将来の夢の選択肢を広げ、大人になって働くことは楽しそうだ! という意識付けをしていく活動をされています。どれも先進的でうちの双子も参加させたい! 東京でもやってほしい! そんな気持ちでHPを拝見していました。

 

 
ほどなくして代表の住田涼さんからメッセージが届きました。「日々、子どもたちが楽しい! と感じながら自分の人生を切り開いていってほしいという餡蜜さんの想い、大変共感です。亜美さんの見るだけで明るく元気になれるタッチのイラストもワクワクします。岐阜・東京・メキシコで想いをひとつに進めるプロジェクト、とても素敵で楽しそうですね。一度オンラインでお話しましょう」、そう書かれていました。