子育てか仕事かで悩んでいるなら迷わず「子育て」。その根拠は?
仕事に注力してキャリアアップを目指すか、仕事は辞めるもしくはペースダウンして子育てを優先するか……多様な生き方が選べるようになった現代社会では、この2択で悩んでいる女性は多いと思います。家庭環境や経済状況、結婚している人なら配偶者の意向もあると思いますが、おそらく最終的な判断基準となるのは「どっちを選べば自分が幸せになれるか」ではないでしょうか。でも正直、それが分からないから迷い続けているという側面もあると思います。
そんななか、「女性が大きな幸せを得られるのは子育て」と断言するのが、29年間の専業主婦生活を経て、会社経営にまで携わるようになった天野紹子さんです。天野さんは自著『子育ては最高のキャリア、最高のウェルビーイング』において「子育てをすることで最高のキャリアと最高のウェルビーイングが得られる」と述べていますが、ここで言う“ウェルビーイング”とは「持続的な幸福」「内面に深く根ざした幸福」の意味で、「一過性の幸福」を指す“ハピネス”とは概念が異なるのだとか。ちなみに、仕事の成功で得られる幸福感は“ハピネス”になるそうです。
さらに、天野さんは本書において、子育てを通して仕事に必要な能力が身につくことも力説しており、迷っているなら「子育て」を選ぶことを推奨し、子育て経験を活かして仕事で活躍できる可能性についても言及しています。
では、子育てを通して得られる“能力”とはどのようなものなのか? 本書から抜粋してご紹介いたします!
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