50代になると、男女ともに更年期の症状が出てきたり、「なんとなく不調」が長引いたり。「病院に行くほどではないだろう」とそのまま放置する方も少なくないかもしれません。ですが、予防医学のエキスパートで内科医・産業医の森 勇磨さんは、小さな不調を見つけたら、食習慣や生活習慣を見直すことが大切だと語ります。その理由は、「50歳とは、あなたの今後の人生を占う重要な時期」だから……!

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今回はそんな森先生の『最新予防医学でここまでわかった 50歳からの病気にならない最強の食生活』から、50代から高まる「筋力低下」のリスクと対処法について、一部抜粋してご紹介します!

前回記事
予防医学的に「食べないほうがいいもの」5選とは? 50歳からは「量やタイミング」に工夫を!>>

 


加齢によって筋力が低下する「サルコペニア」にご用心

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50歳を迎えると、筋力も徐々に低下していきます。これは、年をとったのだから、ある程度は仕方がないことではあります。しかし、そのまま老いのなすがままにしていると、高齢になったときに「サルコペニア」という厄介な状態になりかねません。

サルコペニアとは、全身の筋力が、加齢によって大幅に低下してしまう状態です。高齢者になると、ちょっとしたことがトリガーとなり、このサルコペニアになってしまいます。イタリアのある研究によれば、10日間の入院で、約15%の高齢者がサルコペニアになったそうです(※1)

サルコペニアによって死亡リスクと介護リスクが上がったという研究もあります。歩けなくなると、認知症にかかるリスクもおのずと増えます。

アスリートのように鍛える必要はありませんが、今のうちから筋トレや運動を習慣化して、老後に向けた「筋肉貯金」をすることをおすすめします。