似合わないけれど着てみたい色やデザインはどうしたらいい?
――似合わないけれど着てみたい色やデザインはどう「似合う」に持っていけばいいのでしょうか。
なので、「似合わないかもしれないけれど、この色を着てみたい」というものがもしあるのなら、パーソナルカラーで合わなくても素材や形とか全体の配色で似合うようにできるんです。
面白いのが、88診断では「ワードローブチェック」と言ってお手持ちのお洋服を持ってきてもらうんですけれど、必ず似合う服を持っているし、それをよく着ているんです、皆さん。
で、それを伝えてあげると、皆さんすごく喜んでくださいます。ただ、ワードローブがマンネリになってしまう理由はそのパターンしか知らないからなんです。
「この服も合わせてあげると、もっとこう着れますよ」とか言うと、「そういう方法があったのね」とか、「私、こんな柄もいけたんだ」という新しい発見があるんです。
――イメコンを受ける時のポイントはありますか。
Ellaさん:イメコンを受ける時に大事にしてほしいのは、基本的に半分は「自分で自覚のある、似合う特徴」で、あとの半分が「これもいけたんだ!という発見」だと正しいです。
大半が「え、これも着られるの?」という意外性ばかりの提案になってくる場合は、イメコンの人の押し付けというか、自分にない世界なので、その後になかなかご自身で取り入れられないです。逆に大半が今までの自分のチョイス通りだとすると、これはもう受ける意味がなくなっちゃいますよね。
なので、 半分は「やっぱり私ってこっちが似合うのね」って納得があり、あと半分が「こういうパターンもいけたのね」という発見になってくるのがいいんです。
―― その「似合う」を見つける88診断とはどういうものなのでしょうか。
Ellaさん:88診断のマッピングがこちらなのですが、上が女性的、下が男性的、左が活動的で、右がおとなしい、といった軸があります。
高度経済成長期に7万人の統計から生まれた技術なので、人が無意識に好むものってその人にしっくり来やすい、似合いやすいということが技術的に分かってるんです。
まず、上側が女性的なタイプです。上に行くほど可愛い・女性的なファッションが似合いやすいです。下に行くとかっこいい、ハリ感があったり、生地がしっかりしてたり、暗い色が似合いやすいタイプです。
左側は色柄が似合い、鮮やかな色・柄が得意なタイプです。右側は逆に色柄が不得意なタイプで、グレーを中心としたような高級感があるものが似合います。
そして、真ん中は一番素朴で無難なものが似合う人です。 メイクもすっぴん風メイクが似合ったり、ご本人の好みもオーガニック系コスメが好きなどという方が多いです。
これは女性だけでなく、男性でも同じマッピングがあります。年齢・性別関係なくこの5つの軸に分けていくことができるんです。
――「似合う」ファッションというのは、完全に内面とつながっているということなんですね。
Ellaさん:面白いのが、私自身が20代半ばの頃は「赤文字系ファッション」だったんです。当時、「CanCam」などの読モが流行っていたので、そういう服をよく着ていたのですが、男性でもこういう子が好きな人が寄って来るんです。けれど、よく「人形っぽい」とか「作ってる」って、結構周りから言われたんですよね。
可愛い格好をしていても、内心は「本当は肉が食べたい」って思っていました(笑)。だけどそう言うと、相手に引かれちゃうことが結構あって。
その後、88診断の前身となる診断に出会って、自分が「ワイルド」だって知ったんです。「ワイルド」っていうのは、ミリタリーとかかっこいいのが似合うんです。先ほどのマッピングの左下、強い感じなんですね。そこに私の場合は「エレガントゴージャス」っていうちょっと女っぽいところと、あと「ダンディ」の3つが入ることがわかったので、ファッションをそっち方面に切り替えたんです。
そうしたら周りから「あか抜けたね」とか「すごく付き合いやすくなった」ともう口々に言われて、自分みたいなタイプの女性が好きな男性と出会うようになりました。
それまで、自分の強い部分、肉が好きとか、仕事に意欲的であるところは、男性から見てネガティブな要素だと思っていたんです。「強い女って男性に好かれない」って。
けれど、診断を受けてから、かっこよくて強くて、でも、華やかという方向に振った方が、自分も自然にいられるし、周りも自然に見てくれるし、かつ、私だけの持ってる美しさみたいなものがわかってきたんです。年齢を重ねることに対しても抵抗がなくなりました。
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