45空間を無駄にしない収納術【大切なことはすべて猫が教えてくれた】

狭いところだって、楽勝！

猫好きさんのあいだで、まことしやかに囁かれている「猫、液体説」。これは、類まれなる猫の柔軟性の高さを例えた言葉で、彼らが自分の体よりも小さな箱や容器にスポッと収まる様子が、まるで液体のようであることに由来しています。

ちなみに、ノーベル賞のパロディで知られるイグ・ノーベル賞（「人々を笑わせ、考えさせる研究」に贈られる）では、フランスの研究者が「猫は個体かつ液体である」という論文を発表し、物理学賞を受賞したこともあるほど。

猫が小さな入れ物にスッポリとすき間なく、見事に収まっているシーンを目にすると、満足感にも似た感覚が得られませんか？　これは、“シンデレラフィット”に通ずるものがあると思うのです。シンデレラフィットとは、本来は別の用途だったものが、互いのサイズが一致して最適な組み合わせになることの例え。見た目を美しく整えられるのに加え、空間を無駄なく使えるため、収納量が上がる片づけ術のひとつです。

例えば、リビングやキッチン、デスクのまわりが雑然としていて、片づけをしたのに、物が然るべき場所に収まっていないような感じがするとき。シンデレラフィットを意識した収納に挑戦すると、スッキリとした満足感が得られて、さらにはそのモヤモヤまでもが解消するかもしれません。

シンデレラフィットで検索してみると、引き出しや棚のサイズに合った収納ケース、ファイルボックスがピタッとはめ込まれ、そこに物が整然と収まっている画像がたくさん出てくるでしょう。高度な片づけ技に見えるかもしれませんが、100円ショップで道具を揃えることができますし、意外とハードルが高くないのもいいところ。ちょっとした工夫で、猫が狭い場所にピッタリと収まっているような収納術は実現可能なのです。

猫たちは、自分の体より一回り以上小さい段ボール箱から顔を覗かせて、「収まりがいいって、最高！」とつぶやくのでした。

今日も猫にならって、マインドフルな1日を。

マインドフル猫　空間を無駄にしない収納術
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