欧州ロイヤルファミリーの中で、最もお洒落センスが高いといえばモナコ公国でしょう。その中でも、エッジの効いたモードファッションで毎回注目を集めるのが、アルベール大公の妃、シャルレーヌ公妃。

2024年がスタートし、分かっている限り全て新アイテムのお洋服で公の場に姿を見せられている公妃ですが、愛娘ガブリエラ公女とのリンクコーデがとっても素敵なんです。

公女は現在9歳。すでに母シャルレーヌ公妃からオシャレセンスはしっかり受け継がれ、大人顔負けのファッションで、なんともシック&エレガントな母娘スタイルに驚き。しかも、全コーデに共通しているのが、白、黒、グレー、キャメルのベーシックカラーでのコーディネートであること。これらといえば、私たちも大好きな永遠の定番カラーですよね。

母娘で参考にするも良し、自分の明日のコーデに活かすも良し。とにかく超上級かつ高度なリンクコーデをご覧ください。


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娘のレオパード柄を引き立てる、黒でリンクしたコーデ

1月13日、サーカス・パレードにて。シャルレーヌ公妃(後列中):コート/エミリア・ウィクスステッド 黒のスエードブーツ/ジャンヴィト・ロッシ ガブリエラ公女(前列右):レオパード柄コート/ディオール 黒のバイカーブーツ/ドルチェ&ガッバーナ 写真:Best Image/アフロ

まず新年最初に、母娘揃って登場されたのがこの時。モナコ公国にとっての毎年恒例行事、国際サーカスフェスティバルの開幕に向けたサーカス団のパレードに出席されました。

シャルレーヌ公妃は、英国発ブランド、エミリア・ウィクステッドの、キャメルのダブルブレストのロングコートに、黒のスタンドカラーのニットと、同じく黒のスエードブーツというスタイル。公妃にしてはシンプルなファッションのようにも思えますが、コートのシルエットはボディにぴったりフィットしたボディコンシャスであったり、ショートヘアと首の長さに合わせたスタンドカラーのニットだったりと、実はこだわりが伺えます。

コートの色と愛息ジャック公子のパンツとがリンクしているのも明らかですが、何より、この日の主役はきっとガブリエラ公女。グレー地に黒のレオパード柄のテントラインのコートにチャコールグレーのタートルとスキニーを合わされ、足元は黒のバイカーブーツといった、超モードなスタイルが、なんともお洒落で印象的です。

グレーから黒のグラデーションコーデの愛娘に合わせて、母シャルレーヌ公妃のニットを黒にされているところが、見事です。ハイブランド同士の組み合わせも、エッジの効いたアイテム同士の着こなしも、難なく自分のものにされているところが、流石ガブリエラ公女と言えますね。

母娘、どちらかが柄なら、もう一人は無地、というのがスッキリ綺麗に見えるリンクの仕方です。

キャメル×グレー 真逆テイストながら同色カラーでリンクさせた、上級母娘コーデ


シャルレーヌ公妃:キルティングのジレ/マックスマーラ ガブリエラ公女:コート“ラナウェイ”/マックス アンド コー

こちらは1月25日。実はシャルレーヌ公妃の46歳のお誕生日。モナコのコンダミンヌ・マーケットを訪れた際、用意されたバースデーケーキをご覧になっているご一家です。

この時公妃は、キャメルのフード付きのキルティング・ジレに、ライトグレーのニットとショールといったカジュアルなスタイル。一方ガブリエラ公女は、キャメルのテーラードコートにニットといった、大人っぽいスタイルが印象的です。

母娘で、スタイルのテイストは真逆なのに、カラーコーデを全く同じにするというなんとも上級テク!!! しかも、キャメルにライトグレーというシックでお洒落度の高いカラーコーデも、お見事というしかないレベルです……。特に、ガブリエラ公女が9歳にして、これを着こなされている姿には、もはや脱帽……。しかもこのコートといえば、マックス アンド コーを代表するアイコニックなデザインです。これももうご愛用の公女。

母シャルレーヌ公妃のジレはマックスマーラで、娘のコートがマックス アンド コーと、姉妹ブランドという点でもリンクしていますが、それより何より凄いのは、母のカジュアルアウターと、娘のエレガントなアウターの色を合わせるというワザ! 子供がカジュアルで親がエレガント、なら有りうるけれど、逆のパターンはなかなか高度、かつお金がかかるかも?(笑)。下半身が見えないのが残念ではありますが、上半身だけでも、いかにレベルが高い母娘コーデであるかは分かりますよね。

 
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