2024年がスタートして、まだ1ヵ月が経ったばかりだというのに、英国王室では衝撃のニュースが続きます。1月26日に前立腺肥大の手術をされ、その3日後の29日、ロンドン・クリニックを退院されたチャールズ国王。

病院からカミラ王妃と一緒に出てこられ、集まっていた人々に向かって笑顔で手を振っていらっしゃる国王の嬉しそうなお姿が印象的でしたが、なんとその1週間後、今週月曜日(2月5日)に、国王が「がん」であることを公表されたのです。

実はその前日(4日)、日曜礼拝に出席されていた際の国王が、またお痩せになっているように見え、危惧していたのですが、まさか新たな病気が発覚するなんて……。

パレスから出された声明や、現時点でわかっていること、チャールズ国王の今後や、また懸念される英国王室存続に関する重要かつ注目のポイントを解説します。


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衝撃が走った、バッキンガムパレスの声明
 


新たなチャールズ国王の画像とともに、こちらのメッセージが発表されました。

「国王が最近良性の前立腺肥大症で入院された際、治療中に別の懸念事項が指摘されました。その後の診断検査の結果、がんの一種であることが判明しました。

国王陛下は本日から定期的な治療を開始され、その間医師から(公の場での)公務の延期を勧告されています。この期間中も、国王陛下は通常通り国家事業や公式なペーパーワークを行う予定です。

国王は、最近の入院治療のおかげで可能となった医療チームの迅速な介入に感謝されています。国王陛下は治療に対して前向きに取り組んでおられ、一日も早く公務に復帰されることを心待ちにしておられます。

国王陛下は憶測を避けるため、またがんと闘う世界中の人々への理解の一助となることを願い、ご自身の診断公表に至りました」


前立腺肥大症の手術の際と同様に、今回も異例の病名公表というオープンな形をとられたチャールズ国王。実はこれまで25年以上もがん患者を支援する慈善団体のサポートをされてきた国王。いざご自身が患者となられ、誰よりも不安は大きいはずでしょうが、他の患者のことを想い、また人々へ検診を推進するべく、公表という決断をされたことに、心から感動と敬意をおぼえました。


病名以外、詳細は明かされず
 

がんという病名は発表されましたが、どのタイプであるか、またステージなどについては語られておらず、プライベート事項に。ただし、前回手術が行われた、前立腺ではないと言われています。

既に、定期的な治療は開始されており、今後も外来として治療をお受けになりますが、病院名や治療法など、詳細についても不明です。


国王が、ご家族に報告
 

公的に発表がなされる前に、チャールズ国王がご自身で、お二人の息子(ウィリアム皇太子、ハリー王子)やご妹弟などご家族に、お話になったそうです。