何が起ころうが、「誰にも奪えないもの」がある
「諸行無常」というように、状況がずっと同じであることはなく、常に変化しています。どんなに大切なものでも、今、手元にあるものが、ずっと自分のところにあるとは限りません。
ただし、時代が変わっても、何が起こっても、誰にも奪えないものがあります。それは、その人がこれまで生きてきたことで得た「経験」「知識」「能力」です。
自分さえ働く力や何かを生み出す力があれば、いくらでもやり直せるところはあるのかもしれません。
特に、自分の「人としての魅力」を高めてさえすれば、困ったときには、必ず手を差し伸べてくれる人が現れることでしょう。
状況が落ち着いたら、「感情を吐き出す」ことも大切!
ここまでは、不穏なことが起こったときは、まずは感情を捨てて、冷静に「何をすべきか」を考えることは大切だということを紹介しました。
ただ、状況が落ち着いて、ひと段落ついたときは、「感情を吐き出す」ことは重要です。
自分の沸き上がった感情を「ないもの」のままにしていては、自分に嘘をついていることになり、気をつけないと、心の病につながってしまうこともあります。
人に迷惑をかけない形で、大声で泣いてもいいし、叫んでもいいし、思いを紙に書き綴るなりして、きちんと吐き出すようにしたほうがいいでしょう。
自分自身をきちんと受け止め、労うことが大切なのですよね。
人生には3つの坂……「上り坂」「下り坂」、そして突然の「まさか」があると言われています。その「まさか」が来たときこそ、自分の「人間力」が問われるときなのかもしれません。冷静になって、踏ん張って、乗り越えていきたいものですね。
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