年齢とともにどんどん唇が薄くなっていくミドル世代にとって、石原さとみさんや井川遥さんのぽってりしたリップは羨望の的。昔は「たらこ唇」なんて呼ばれてコンプレックスにもなりかねなかったぽってり感は、今やおしゃれな顔に必須なパーツ。
ぽってり感をつくるのに便利なのは、美容成分たっぷりなシアー感あるリップ。唇が透けるように発色するため、輪郭をきちんととらずラフに塗ることができるんです。あえて少しはみ出して塗ることで、人中(鼻の下)短縮効果も狙えます。
カフェでお茶したあとや、インスタ用に写真を撮るとき、また出かける前……などなど、「せめてリップだけでもつけたいな」というタイミングでバッグからさっと出して塗ることができるのもこのタイプのリップのいいところ。鏡に向かって丁寧に塗るのも女っぽくて素敵ですが、さりげなくパパッとつける仕草もハンサムでかっこいいなーと思うのです。
グロスとルージュのいいとこ取りティント
ティントの色持ち、グロスのぷっくりしたツヤ、ルージュの高発色を兼ね備えたハイブリッドリップティント。発色もよくツヤツヤな仕上がりに4種の美容オイルで保湿も完璧です。アディクションらしく10色のカラーバリエーションがあり、どれもオシャレなカラーで選ぶのが困難なほど。唇が染まり切ってシワが目立ってしまうタイプのティントではなく、うっすら色が全体に残る程度で使いやすかったです。
コスメデコルテの「先行乳液」の着想をリップケアにも
美容成分で長時間保湿し、ツヤのある潤った唇になるリップセラム。膜の厚みや血色感などのプランプレベルにあわせて、ジンジンとした刺激感も三段階に設定されています。今回塗った03は、プランプレベルが+++と一番レベルが高く、ジンジンする刺激感もfull。透け感があるベリー色はカジュアルにもオフィスにも便利。太めのチップが塗りやすく、ブラックカラントエキスがしっかり保湿します。
素唇が元からピンク、に見えるナチュラルルックに
リップの形が直径12ミリ、傾斜21度。鏡を見なくてもするする塗れるように作られたスティックタイプのリップ。4種の美容液配合でリップケアも兼ねておりリップクリームは不要。シアーなピンクでナチュラルに盛れるから、スポーツ時など大袈裟に唇に色をつけたくないときに重宝します。
「人はそんなに他人の顔に興味がない」からはみ出しは気にしません
右の写真は唇の上下を1〜2㎜オーバーして塗っていますが人中が少し短縮して見えませんか?(プラス、口角を上げるよう心がけるのも大事かもしれません!)
本来はリップペンシルで輪郭を作ったり、口角をコンシーラーで整えたりすればより綺麗にオーバーリップを作れます。でも、時間がかかるし何よりノールックは難しいですよね。この際、思い切って唇の山を無視してはみ出し塗りしてみてください(唇の形によって多少違うかもしれませんのでぜひご自身の唇でお試しを!)。
なお、口角からはみ出していると途端に清潔感がなくなるので注意。私は唇の中央に色をのせて大きめに「ウムウム」と上下をすり合わせてから指の腹で全体になじませています。
日々バタバタしてしまうけれど、唇に色が載っているだけで何とか女性らしさを保てるような気がするのは私だけでしょうか。春になると新しいリップが欲しくなるもの。今回紹介しきれなかったけれど、ミドル世代におすすめのリップは他にもたくさん! この記事が参考になれば嬉しいです。
撮影・文/中田ゆき
編集/國見 香
前回記事「春服にはまだちょっと寒いから、インウイのシャドウとチークで季節を先取りします!【2024年40代におすすめのアイシャドウ&チーク】」>>
Comment