「皮膚の変態」という、一度聞くと忘れられないフレーズ。それは、今一番勢いのある美容家として注目を集め、初の書籍が発売されたばかりの大野真理子さんのキャッチコピーです。現在44歳、2児の母。経営者であり美容家。ミモレ世代の彼女が、かの有名な女性タレントから「最も美しい肌」と言われる秘密は？ 第一回は大野さんが「皮膚の変態」になるまでの経緯、また過去の肌悩みについてお聞きしました。
大野真理子 Mariko Ohno
1979年生まれ（44歳）、2児の母。人気アパレルメーカーの経営者であり、趣味は皮膚管理。自身の美肌に加え、スキンケアや美容医療への豊富な知識から「皮膚の変態」としてSNSで話題に。その後、美容家としての活動をスタート。さらにこだわりが詰まったスキンケア・インナーケアブランド『mukii』を展開。美容以外に恋愛相談も多く寄せられ、毎週水曜21時から行なっているインスタライブ「真理子会議」では、美容談義を行うほか、婚活女子や夫婦仲に悩みを抱える女性を経営者視点で数多く救っている。
Instagram：@skinholictokyo
FRaU連載：https://gendai.media/list/author/marikoono
趣味は皮膚管理、活動名は「皮膚の変態」です
——アパレル経営者から「皮膚の変態」になるまでの経緯を教えてください。
大野真理子さん（以下、大野）：社会人になってアパレルブランドを立ち上げてから、とにかく仕事、仕事、仕事で生きてきました。大好きな洋服を仕事にするうちに、休日にお店へ出かけたとしても、洋服の商品タグを見る、繊維（素材）を見る……。どうしても仕事の視点が入ってしまって、洋服が心から楽しめるものではなくなってしまったんです。
そんな中、ある日自社ブランドの撮影がありました。洋服を綺麗に着てくれるモデルさんの元々の美しさはもちろん、ヘアメイクさんが時間をかけて仕上げたモデルさんのお顔と髪の毛があって。そしてスタイリストさんが、洋服を丁寧に着付けてくれて。カメラの前に立つモデルさんが一層美しいのは、当たり前のことですが、それだけ多くの手がかけられているからなんだと。美しい肌と髪の毛、身体、そして清潔感———日々コツコツと手をかけてケアをしていれば、私たちだって自分をより良く見せることができる。洋服屋としてそれらを目の当たりにしてきて、美容の大切さを実感しました。
そこからはお給料のほとんどを、美容に課金。美容は楽しくて、私に優しくて。
皮膚管理が趣味になっていきました。そこから友人に勧めてもらって、SNSをスタート。2018年と遅めのデビューでしたが、「皮膚の変態」と名乗り始めてから5年になります。
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