現地時間3月10日に米・ロサンゼルスで開催された、第96回アカデミー賞授賞式。今回のハリウッドスターたちの壇上でのスピーチや振る舞いに対して言いたいことはたくさんあるのですが、ひとまずは、毎年恒例、レッドカーペットのドレスチェックと参りたいと思います。今年も独断と偏見で私、さかいもゆる的ベストドレッサーたちを発表。その人らしさが輝いているドレスかどうかに焦点を当てて選んでみましたよ。
個人的なダントツ1位は、バレンシアガ クチュールのマーメイドドレスを纏ったキャリー・マリガン。これは1951年のバレンシアガのアーカイブをリメイクしたもので、キャリー自身も今まで着たドレスの中でいちばんのお気に入り、とのこと。彼女のクラシカルで品のいい美しさにぴったりな、とってもエレガントなデザイン。
今回『マエストロ:その音楽と愛と』で主演女優賞候補入りし、これで3度目となるオスカーノミネートだった彼女。惜しくも賞はエマ・ストーンに譲ったけれど、ドレスアップではぶっちぎりの大優勝!
レッドカーペット・ルックに定評のあるエマ・ストーン。ルイ ヴィトンのミントグリーンのラッフル付きドレスで、見事主演女優賞を獲得。一見シンプルに見えるけれど、よく見ると裾がトレーンのようになったデザインや、華やかさを演出する絶妙なカラーが彼女のセンスの良さを際立てています。
2016年にも『ラ・ラ・ランド』で主演女優賞に輝いたエマは、今回の『哀れなるものたち』の怪演ぶりで、押しも押されもせぬ演技派女優の地位を獲得。胎児の脳を移植されて死から甦った女性を演じ、その脱ぎっぷりも話題になりました。すでに同作品監督の次回作への出演も決まっているとかで、次回はどんなキャラクターを演じるのかも気になります。
バレンシアガのメタリックドレスを着こなしたミシェル・ヨーも、今回の私のお気に入り。彼女は昨年受賞した、主演女優賞のプレゼンターとして登場。60代でこのスタイルの良さと艶々のお肌、そしてカッコいいマダムの風格! アジア人としてハリウッドで戦ってきた彼女の強さ、シルバーの輝きに負けていませんよね。私もこんな風に素敵に年齢を重ねられたらいいな〜、とうっとり♡
- 1
- 2
Comment