芸能界一食品サンプルが好き!

ーー加藤さんと言えば、「芸能界一の食品サンプル好き」でいらっしゃいます。食品サンプルを好きになったきっかけは何だったんでしょうか。

加藤:元々もの作りがすごく好きで、美大でも舞台美術とかをトントン作ってたんですけど、あるとき、年越しそばの食品サンプルを作って年越ししませんかというイベントをやってたんです。そのときは結局行けなかったんですけど、食品サンプルって作れるんだって思って、後日行ってみたんです。本当に自分不器用なんですけど、それなりのクオリティのものができたんですよね。自分で作れるなら、もっといろいろ作りたいって思って、(食品サンプルの聖地)河童橋に通うようになりました。そこで職人さんの作品を見たりとかすると、やっぱりすごくて、集め始めました。

「モヤっと終わるほうがむしろ世の中のリアル」加藤諒が本物より本物っぽいものや人に惹かれる理由_img0
 

ーー普段食品サンプルをチェックする場所ってあるんですか。

加藤:食品サンプルまいづるさんがすごく好きだったんですけど、お店が廃業してしまったんです。ちょっとお値段は高かったんですけど、着色とかの技術がやっぱり職人さんだなっていう感じで、作品がめっちゃ好きでしたね。

「モヤっと終わるほうがむしろ世の中のリアル」加藤諒が本物より本物っぽいものや人に惹かれる理由_img1
「納豆の糸まで再現されているんです」(加藤さん)。※食品サンプルは加藤さん私物

河童橋っていろんな食品サンプル屋さんがあるんですけど、結構お値段が安くてクオリティもちゃんとしてるのが、東京美研さんっていう食品サンプル屋さんで、もう安定の、技術も確かだし、お値段はそれなりにするけど、でも食品サンプルまいづるさんよりはちょっとリーズナブルに買えるのが元祖食品サンプル屋さん。お肉の名刺ケースとか、ちょっと変わり種のものを扱ってるのが佐藤サンプルさん。お店をいろいろ回ったりしてみると、そのお店の特色みたいなのとかもわかってくるのですごい楽しいです。