脳と言葉が直でつながっている
最果:それは、私が好きに書いているからかもしれないです。
松本:私は心を一回通して滑らかにしちゃう。
なんか違う? と思った最果さんの違和感がこうして言葉になり、私たちの胸を打つ。「わたしは、誰かが誰かと仲良くしているのを見るのは好きだ。ただ、仲良くできないこちらが、冷たいだとかかわいそうだとか言われたときだけ「黙れ、仲良しチームが‼︎」と思う。私はみんなに詩を書けなんて言わないのに、どうしてみんなは人と仲良くしろ、と言うのか。私は人と仲良くできない。それを心の壁だと言われたら困る、こんなにも心を開いて、閉じこもっているというのに。」『恋できみが死なない理由』より。
最果:手紙の書き方を相談されたことがあって、「
松本:私は、文章を書こうとするときに、「この文章正しく伝わる? この言葉を言い換えるには?」と無意識にバリエーションを考えているような気がします。滑らかになるように。
最果:私は、エッセイは結論を考えずに書いています。だから、
松本:タヒさんの言葉って、衝撃を受けたり、影響を受けたり様々なインパクトがあるのだけど、最終的には自分が自由にしてもらえる。滑らかじゃなくていいんだ、みんなと親和性がなくてもいいんだ、と思わせてくれる。
これだけ、タヒさんの言葉が世の中で求められているとなった時、読者の気持ちを知りたいと思いますか?
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