ブランクの長短よりも、過去の経験が大切な理由は?
コロナ禍前に比べるとかなり増えてはいますが、「在宅ワークがしたい!」と思っている人からすると、やや物足りなく感じてしまう……。
「現在、オンラインアシスタントとして働いている方は、子どもが帰ってくるまでの限られた時間で仕事をしたい育児中の方、今まで外で働いていたけれど、親の介護が必要になって自宅で働きたい方などが多いですね」というのは、オンラインアシスタント「フジ子さん」を運営するBPOテクノロジーのシェパード由香さん。
日本国内はもちろん、海外在住で日本企業のオンラインアシスタントとして働いている方もいるといいます。
その代わり「すべてのお仕事がPCを使ったオンライン業務なので、PCを使った業務ができることが必須条件になります」(シェパード由香さん)。
まあ、それは当然ですよね。
PCのスペックやOSのバージョン、通信回線環境など、業務にあたっての必須環境はありますが、イマドキの機器を使いこなしている一般家庭なら備わっていそうなものが多そうです。
環境は整っていたとしても、ミドル世代の中には、「オフィスワークから離れて久しいので、ブランクが心配」という人も少なくないと思います。
ただ「その点は、あまり心配しなくていい」というのは、同じくBPOテクノロジーの大谷祐佳さんです。
「”ブランク”とひと言でいっても、ひと昔前と今では感覚が違います。例えば、ひと昔前の『5年のブランク』が、今の時代の『2年のブランク』に相当するくらい。それだけ時代の移り変わりが早いので、ブランクの長短はそこまで気にする必要はありません。むしろ今までどんなことをしてきたかの方が重要です」(大谷さん)
リモートワークの進め方や使用するツールなどについては、採用後に事前研修があるので仕事が決まってから十分覚えることが可能。なので「業務経験はあるけれど、リモートワーク初心者」という方はむしろウェルカムだそう。
ブランクがあっても、「過去に事務職として10年働いた」「3年間務めた会社で経理担当だった」「総務部で労務関連に携わっていた」などの経験があるなら、それは十分に武器になるというわけです。
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