オンラインアシスタントに必要な3つのポイント
そうなると、オンラインアシスタント業務で大事なのは、ズバリ何でしょう?
「大きく分けて、①ITリテラシー、②Microsoft Officeのスキル、③コミュニケーション能力の3つです」(大谷さん)
まずは①ITリテラシー。
リテラシーとは、ある領域における知識や能力を活用する力のこと。すべてオンライン上で完結する仕事のため、IT(Internet Technology)についてのリテラシーがないことには始まりません。
そもそもITリテラシーは、ネットやSNSで発信したり、情報収集したりするのが当たり前の現代において、生きていく上では必須の素養。オンラインアシスタントに限らず、普通にオフィスで働く場合にも必要とされることが多いでしょう。
また、業務は基本的にPowerPoint、Excel、Wordなどで行われるため、「②Microsoft Officeのスキル」がマストというのは納得です。
ただ、このスキルは個人差が大きい領域。どの程度のことを指すのでしょうか。
「選考段階でスキルチェックを行いますので、資格は特に必要としていません。スキルがあるに越したことはありませんが、例えば、複雑な関数を自分でできなくても大丈夫。
過去の職歴が販売職だったとしても、社内向けにPowerPointでプレゼンを行なっていたとか、販売管理でExcleを使用していたなどの経験があれば、事務職としての経験がなくても応募可能です」(大谷さん)
それでも自分のスキルに自信がない人は、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」などに挑戦して、客観的なスキルを証明してみるのもおすすめです。
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③コミュニケーション能力は、クライアントとやりとりしながら仕事を進めるために必要だから。
在宅ワークといっても、黙々と入力作業を行うというよりも、仕事はクライアントとのやりとりがメイン。例えば、ビジネス資料を作成する場合、相手の意向を汲み取り、それを仕事に反映するのは円滑なコミュニケーションができないと成り立ちません。リアルな職場と一緒ですね。
ただ、やりとりがメールやチャットが中心となるため、コミュニケーションを取るにも、ITリテラシーも絡んできます。
これら3つを持ち合わせていて、「自宅でオフィスワークできること」に少しでも心が動いたなら、オンラインアシスタントをこれからの働き方の選択肢の1つにぜひ入れてみてください。
構成/佐野倫子
イラスト/Semo
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