筆者には、友情と恋愛をめぐるトピックでとてもモヤモヤしていることがあります。それが、友情が恋愛の「格下扱い」されている問題!
年齢を重ねて思うことがあります。友情を続けるのって、パートナー関係を続けるくらい、お互いの絶え間ない努力や忍耐が必要だ、ということです。
大人になると、なかなか気の置けない友達ってできなくないですか? 学生のときみたいに、無理矢理小さな箱に押し込まれて、関わらざるを得ない状況に置かれることもなく、大人になると人と距離感を取れるし、関わる人の数も限られてくる。その中で気が合う人を見つけるのって、すんごく難しい。というか、そもそもビジネスという枠組みの中で素を出すってめちゃくちゃムズイ。
友情って、その存在自体が奇跡
親友って呼べる人、何人いますか? ふと思い立ったら電話したり、ご飯行こう、なんて気軽に誘える人。3人いるかどうかかな、と思います。友情って、その存在自体が奇跡なんです。
なんの利害がなくたって、ただただ純粋に一緒にいたいと思える。飾らなくてもいい、素の状態でありのままを曝け出せる。そんな存在、この世にどれだけいるでしょう。親友を作るって、恋人を作るのと同じかそれ以上に難しいことだと思います。
でも、友達はぼーっとしてると、簡単に疎遠になります。前はあんなに仲良かったのに……と思う「元友達」が何人いることでしょう。友情は何もしないで保てるものではありません。
親友との関係を改めて見直してみると、タイプも性格も、考え方や嗜好も志向もまるで違う。だから、ペースが合わない、価値観が違うと思うこともあります。考え方が違ってぶつかったり、相手のルーズさに“うっ”となることだってあります。でも、その度に忍耐して、歩み寄って、という作業を繰り返してきました。
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