②マニッシュパンツスーツ
アン王女の場合……

「皇后雅子さま」と英国の「アン王女」。国も年齢も関係ない、永遠のロイヤルスタイルの共通点 _img0
2024年1月10日、スリランカを公式訪問。写真:PA Images/アフロ

今年初めにスリランカを公式訪問された際のアン王女のファッションがこちらでした。
カーキがかったベージュのテーラードジャケットとワイドパンツのセットアップの中に、ブルーのシャツをお召しになった王女。

こちらもやはりジャケットはシングルで、着こなすのが難しいワイドパンツとのコーデも難なくお似合いなのは、日頃からパンツをよくお召しになっているアン王女だからこそでしょう。

ジャケット+チノパンなど、単品でスマートカジュアルなパンツの着こなしも公私にわたってされているし、またドレスコートにソフト帽子をプラスしたマニッシュな着こなしなど、元々メンズライクで、クラシックなスタイルがお好きの王女でいらっしゃいます。
 

 


皇后雅子さまの場合……

「皇后雅子さま」と英国の「アン王女」。国も年齢も関係ない、永遠のロイヤルスタイルの共通点 _img1
2018年3月16日、ブラジルへ出発される皇太子さま(当時)をお見送り。写真:代表撮影/ロイター/アフロ

一方、皇后雅子さまもパンツスタイルがとてもお似合いになることは、もう皆さまもご存知でしょう。

これは、海外へ公式訪問をされる皇太子さま(当時)のお見送りを東宮御所でされた時のファッションで、ヌードカラーのパンツスーツをお召しになっています。アン王女と同様、シングルのジャケットに、テーラードシルエットのパンツが、少しマニッシュな印象ですね。
ただ、襟がテーラードではなく少し幅広で、ギャザーが取られたソフトなニュアンスがプラスされています。インナーには白のブラウスと、パールのネックレスをお着けになり、全体として絶妙な甘辛バランスが完成しています。

アン王女がカジュアル素材だったのに対し、皇太子妃雅子さま(当時)はフォーマル感のある素材で、通常ご公務に幅広く活躍してくれるタイプです。

そして、ベージュ×ブルーとコントラストの効いたカラーコーデのアン王女と、ヌーディカラーのワントーンと控えめかつ上品なカラーがお似合いの皇后雅子さまです。