国民的人気ドラマ『アンナチュラル』、『MIU404』の世界と繋がるシェアード・ユニバース・ムービー『ラストマイル』が公開中です。『アンナチュラル』、『MIU404』に引き続き、刑事の毛利忠治を演じる大倉孝二さん。数々の話題作に出演し、コミカルな演技でお茶の間を魅了。コアなファンも多い名バイプレイヤーですが、過去のインタビューでは仕事を辞めたい、楽しくないなど、度々脱力系? の発言が。今回はその素顔に迫ります。
大倉孝二
1974年生まれ。東京都出身。劇団ナイロン100℃に所属。映画『ピンポン』、大河ドラマ『新選組!』『青天を衝け』、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』、『アンナチュラル』(TBS)、『MIU404』、『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日)など数々の話題作に出演。舞台『ジョンソン&ジャクソン』では制作にも携わる。
“脱力系”の発言多め?
ーーいろんなインタビューを拝見しましたが、「もうかれこれ100回以上、役者辞めたいって思ってます」(東京カレンダー 「僕、何も取り柄がないんです」と語る大倉孝二が、役者を続けるワケとは?)、「昔から今までずっと仕事は楽しくないし、「辞めたい」と思ってるんですけどね(笑)」(ORICON NEWS 25年出演し続ける男・大倉孝二、“バイプレイヤー”の苦悩語るも「主役願望ない」)など、脱力系のコメントが多いですよね。
大倉:あんまりそこをクローズアップすると印象悪いですよね……(笑)。
ーーやっぱり、今でも俳優を生涯やりたい! とは思わないですか?
大倉:自分では思わないです。求められるってことが一番難しいです。役者にとってはそれが一番重要なこと。誰かに呼ばれないと、何の仕事にもならない。だから呼ばれているうちは頑張ろうかなと思っています。そして、呼ばれるように取り組もうっていうふうには考えていますけど、生涯呼ばれ続けるとは到底思えないです。
ーー俳優という仕事は続けたくて続けてきたというよりは、もう気がついたら続いていたみたいな感じなんでしょうか?
大倉:もちろんもっといろんなものに出たいなって思っていた時期もありますし、今でももしも嫌だっていうことが全てを支配していたら、すでに辞めていると思います。ただ、みなさんと同じでたくさん挫折もありますし、続けていくことに対して、しんどくなってしまうこととかもあるんですよね。それを素直に言いすぎだろお前ってことですよね(笑)。だから向いてないなと思うんです。違うことやった方がいいのかなって思うこともいまだに全然ありますけどね。でもそれはどんなお仕事をされていても、みなさんそうじゃないかなと思います。
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