アラフォーで無理なことは「外注」がおすすめ

前提として、太っていることが悪いことだとは思いません。

ただ私の場合、5キロ増の自分は本当に居心地が悪かった。お気に入りの服、着たい服が思うように着られないことが、こんなにも自分の機嫌を悪くするのは一つの発見でもありました。

イマイチ決まらない服を朝から何着も着替えるので、基本バタバタする。服に時間を取られてヘアメイクや片付けがおざなりになる。約束の予定ギリギリになるのでタクシーを使う。でもそんな時に限って捕まらなくてイライラする、結局遅刻して相手に申し訳ない、何より自己嫌悪に陥る……という人生の悪循環が始まったのです。

そしてこのとき常に頭をよぎっていたのが「これがアラフォー体型か……」という思考。

アラフォーでこれまで服が入らない・似合わなくなるというのは非常によく聞く話。それが自分にも訪れただけと思う一方で、でもこのまま40代になったら、きっとこの体型が定着する。それこそ来た道が跡形もなく消えて、戻る方法がなくなるんじゃないか。

言うてもギリ30代の自分がここであきらめて、この居心地の悪い身体を40歳の自分に引き渡すのは、未来の自分がちょっと可哀想じゃないか……? 

そんなことを1人考え込むようになりました。

5キロ増から始まった不幸。クローゼットで毎朝「着る服がない!」と“メンヘラ”になる39歳女の1日_img0
 

「服が入らなくなってツライので、痩せる方法を教えてください(泣)」

毎朝メンヘラになるのにいい加減疲れて本気で嫌になったとき、友人のウェルネルコーチ・inoさんという方にとうとうLINEで泣きつきました。

彼は全国に30店舗以上小顔サロンを展開していたり、とにかく美容健康に詳しく博識。しかもウェルネスを極めた末にスペインのイビザ島に移住したという、私にとっては仙人みたいな友人です。

すると彼は親切にも、私が痩せるための方法をいろいろとアドバイスしてくれました。これを詳しく書くと1冊の本になるレベルなので(もはや本にしたい)超簡単に割愛しますが、私が主に実践したのは下記4つ。

①食事改善
1日の摂取カロリーを減らす、脂質を減らす、タンパク質を摂る、空腹の時間を設ける、小麦をなるべく避ける、肉より魚を選ぶ
②1日の歩数を上げる
元々平均3500歩→現在は平均6〜7000歩
③筋トレをやめてヨガをする
④1日10分スロージョグをする

改めて書き出して思うんですが、これ、1人じゃ絶対にできません。細々とカウンセリングしてもらい、毎週経過報告とレビューを繰り返しながら“私にできそうなこと”を絶妙に少しずつ提案してもらった結果、さほど無理もストレスもなく生活習慣に取り入れることができたんです。

 

小学生の頃から走るのなんか大嫌いだったのに、今はSEX AND THE CITY 1話分(20-25分)観ながら走るのが1日の楽しみという、自分でも摩訶不思議な現象が起きているのはコーチのおかげで大変感謝しています。(ちなみにやりとりは完全にLINEだけ。遠隔で人を痩せさせるって本当にすごくないですか……。もうイビザに足を向けて寝られません)

そういえば以前、ミモレでジェーン・スーさんのインタビュー記事の編集担当をさせていただいた際に40歳を過ぎたらいろいろ試してどんどん外注して、プロの手に委ねることが打開策になると仰ってたんですが、まさにその通りでした。