【チャールズ国王と天皇陛下】お二人に共通する、未来を見据えたご活動とは?<ジャーナリストがいま振り返る、天皇皇后両陛下の訪英⑤>_img0
バッキンガム宮殿で行われた晩餐会で乾杯をする天皇陛下とチャールズ国王。 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

大久保さん:チャールズ国王は、スピーチの結びとしてこう話されているんですよ。

「1613年に徳川家康公は、私の先祖であるジェームズ1世に、『雲と潮により何千里も隔てられてはいても、我々の領土はまるでたがいに近接しているかのようです』と書き送りました。あれから400年以上たった今でも、この思いは私たちの友情の中心に生き続けています」

そして、こう杯をかかげました。

「これからの400年のために乾杯!」

日英両国はひじょうに長い歴史のなかで結びついた、良好な関係にあり、そして、さらにこの関係は続いていくというのです。

――ほんとうに、ぴったりと息の合った未来志向のお二人ですね。

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●大久保和夫(おおくぼ・かずお)
毎日新聞客員編集委員。長年、宮内庁担当記者を続け、皇室を通して日本と日本人について考えることを大きなテーマにしながら、ジャーナリストとして活動している。


●聞き手
高木香織(たかぎ・かおり)

出版社勤務を経て編集・文筆業。皇室や王室の本を多く手掛ける。書籍の編集・編集協力に『美智子さま マナーとお言葉の流儀』『美智子さまから眞子さま佳子さまへ プリンセスの育て方』(ともにこう書房)、『美智子さまに学ぶエレガンス』(学研プラス)、『美智子さま あの日あのとき』、『日めくり31日カレンダー 永遠に伝えたい美智子さまのお心』『ローマ法王の言葉』(すべて講談社)、『美智子さま いのちの旅―未来へー』(講談社ビーシー/講談社)など。著書に『後期高齢者医療がよくわかる』(共著/リヨン社)、『ママが守る! 家庭の新型インフルエンザ対策』(講談社)。

キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。
 

バナー写真/JMPA
構成・文/高木香織
編集/立原由華里


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