毎日、私たちが情報を得ているたくさんのメディア。以前はテレビや紙媒体が中心でしたが、今ではスマホ片手に、いつでも、どこでもスキマ時間にチェックすることができます。しかも情報伝達手段も、文字から画像、画像から動画へと進化してきて、動画をまったく目にしない日はありません。

世の中のトレンドが変われば、新しい仕事も生まれます。そこで今回は、動画にまつわる副業を紹介します。

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技術革新により未経験者も続々参入「動画編集」


「テレビ離れ」といわれることが多い昨今ですが、それはあくまでも地上波テレビのお話。私たちの周りを見渡せば、動画配信サービスやYouTube、TikTokなど、時間や場所も問わずに観られる動画があふれています。

一般的に、動画の情報量は文字の5000倍あるといわれています。YouTubeやSNSはもちろん、運転免許証の更新でも、社員研修でも、説明会やセミナーでも、どこでも動画が使われているのも納得ですね。

ただ、動画がちゃんと情報を伝えるためには、やはり観やすさ、わかりやすさが重要。それを担っているのが「動画編集」です。観やすく伝わりやすいように映像をつなげ、テロップや効果音でよりわかりやすくすることで、その動画の価値はぐんと高まります。

以前、映像は撮影も編集も、高額な専門機材を使って、専門的な技術や知識を持つプロにしかできない専門的なお仕事でした。それが今では、個人がPCやスマホで編集することが可能になり、動画編集の需要も急上昇。副業としての動画編集は一躍人気になりました。

爆発的に市場が拡大するときは、さらなる技術革新も起こります。誰でも簡単に使えるアプリやツールが続々と登場し、解説動画や動画編集セミナー・講座などもたくさん生まれました。しかし、簡単に参入できるようになると、当然ながら競争は激化。2020年代初頭から報酬は下落傾向にあります。

「ということは、今から新しく始めるのはもう遅いのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。報酬が下がったのは、初心者でもできる環境が整ったことが要因の1つ。つまり、裏を返せば、未経験者でも副業を始められる職種だということです。これは、以前ご紹介したWebライターと同じ理屈ですね。

 


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サイバーエージェントが行った「国内動画広告の市場調査」によると、2023年は前年対比112%の6253億円、2027年には1兆228億円と大台に乗ると予想されています。「YouTubeはオワコン?」とささやかれることもありますが、今後も動画市場はまだまだ拡大していきそうです。