仕事に対するスタンス」は自分で決める
とはいえ、相手は会社という組織です。特に評価や待遇に関わることは、部署間のバランスなどを考えた“全体最適”を考慮すると、なかなか一個人の希望を叶えるのは難しそうですね。「一人一人の希望を聞いていたらきりがない……」というのが会社側の本音かも。
先ほど書いたように、まずはコミュニケーションをとることを諦めないのが肝心。ただその上でも不満やモヤモヤが残るようなら、次の選択肢はアキラさんにあります。
会社の仕事に対してどんなスタンスをとるのか、改めてじっくり考えてみましょう。
営業よりも精神的負担の少ない仕事に変わることができたこと、業務改善というやりがいのある仕事ができたことを踏まえて今の待遇を受け入れ、働き続けるのももちろん選択肢です。「高い評価を受けないとしても、自分なりに納得のいく仕事をしたい」という考え方もありますよね。
ただもし、「自分が期待するような評価を受けられないとしたら、そこまで頑張れない」と思うようであれば。自身が「やりがい搾取」されているのではないかと感じることは、きっと大きなストレスになります。仕事の仕方を変えるなり、もっと良い条件で納得して働ける環境を社内外に探すのも手だと思います。
また忘れないでほしいのは、アキラさんの価値と会社での評価はまったくの別ものだということ。組織を相手にコミュニケーションするのはとても大変だと思いますが、どうぞそのことを見失わず、心身の健康を第一にしてくださいね。
【漫画で解説】「え、これだけ?」ボーナス支給日に驚愕…部署移動で評価が下がった理由
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作画/Sumi
構成/山本理沙
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