妄想を掻き立てる、12歳差の二人の最強ケミ!

さらには、ヒロインを演じるシン・ミナとのケミ(相性)も百点満点。我らがアラフォー女性の希望の星でもある、ベテラン人気女優シン・ミナ(現在40歳)と、まだまだフレッシュなイメージが強いキム・ヨンデ(28)……というコンビ、放送前はあまりイメージが湧かなかったのですが、実際は最強のケミを見せてくれました。12歳もの年齢差がある二人ですが、息ぴったり!

最初は単なる契約関係だった二人。偽装夫婦であることを周囲に見破られないために、本物のカップルを演じてわざとイチャイチャしたり、ひとつ屋根の下で暮らし始めたり…という、二人が少しずつ距離を縮めながら心を通わせていく様子は、見ているだけで幸せな気持ちになれて思わずにんまり。

シン・ミナ演じるヘヨンのキャラもすごく魅力的です。仕事をバリバリこなして出世欲も強めだけれど、恋愛では痛い経験もしている彼女には、共感せずにいられません。そんなへヨンが新入社員の超イケメンと偽装結婚、という現実ではありえない設定が、ありえないとわかっていながらも妄想を掻き立てます。

「夫が朝食を抜いたら、なぜ妻のせいになるの?」型破りなヒロインに勇気をもらった韓国ドラマ『損するのは嫌だから』_img0
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年の差系恋愛ドラマは数多くありますが、他の作品と一線を画しているのが、キム・ヨンデ演じるジウクのキャラクター。こうしたドラマでは、純粋で若干無鉄砲なグイグイ男子のキャラが王道ですが、キム・ヨンデは全くタイプが異なるのが新鮮です。

 

若いのに人生一周目とは思えない独特の落ち着いた空気感。ガツガツしていないところもなんだか安心感があって、癒されます。それなのにたまにビックリするくらいストレートなアプローチをしてくるものだから、ギャップにやられてこちらは心臓が持ちません……。