皆が祝福の気に満ちる結婚式は和解のチャンスです
兄妹にキツく当たる原因には、似たもの同士だったり、嫉妬だったりと、色々なことが考えられます。先ほどもお伝えしたように、お兄さん自身も原因がわからない可能性もある。ただどんな理由にせよ、お兄さん本人があなたへの態度を改善したいと思い、感情をコントロールするための行動を自ら起こさない限り、今すぐ良好な関係になるのは難しいのも確かです。
「嫌い」という感情ではないのに、直接話すとなぜかぞんざいな態度を取ってしまう。そんなお兄さんも実は罪悪感を抱いていて、妹と普通のコミュニケーションが取れない自分に苛立っているかもしれません。自分が幼稚で、器が小さいことに辟易しているのなら、奥様にも相談しづらいでしょうし、奥様が兄妹の確執をフォローしようにも、口出しできない状況とも考えられます。
今は、ご自身の結婚に向け、ご自身の幸せを第一に歩んでいってほしいのですが、結婚を控えているならば、親族間の挨拶や食事会など、何かと家族イベントも発生すると思います。人生で一番の家族の祝福で、家族一丸となって花嫁を送り出す場が結婚です。お兄さん自身の結婚式で妻のご両親を見たからこそ、もっちーさんの結婚式も自身の涙する両親を支える立場にもなるでしょう。お兄さんも、あなたにメールをブロックされたことで、あなたを怒らせた自覚があるならば、もっちーさんの結婚式では親の手前もあり、兄としてもっちーさんに心を寄せ、兄として堂々と振る舞いたいと思うのではないでしょうか。そのため、もっちーさんの結婚のために自然と集う家族の機会の中に、兄妹の修復のタイミングが訪れるかもしれませんね。旦那様になる婚約者の方には事前に相談しつつ、「兄に会ったら、あなたからどう見えたか教えてね」とお願いしておくと、新たな発見があるかもしれませんね。
新たな家族がわだかまりを解消することも
もっちーさんが婚約者の方に、「あなたは兄と仲よくしてもいいよ」とおっしゃっているように、家族という人間関係に第三者が入ることで、わだかまりが自然と解消されることもあります。お兄さんと妹のもっちーさんの二人、あるいは家族だけでなんとかしようとせず、婚約者の方、あるいはお兄さんの奥様も交えながら、あなたが苦しくならない距離感を保つようにしてみてください。
もっちーさんの結婚式が過ぎても、お兄さんやあなたにお子さんという人生の登場人物が増えて、形を変えての交流ができたり、もしくは、今後、もしご両親が病気になったり、介護などが始まったりすれば、必然的にお兄さんともコミュニケーションを取らなければなりませんし、兄妹で力を合わせる場面もあるでしょう。そんな時にやっと、「実はあのときこうだった」とお互い涙ながらに話す機会が得られる可能性もゼロではありません。時間はかかるかもしれませんが、いつかもっちーさんが胸の内を吐露できる日が来て、お兄さんの態度が変わることを、私も心から祈っています。
ですが今は、それより何より、まずはご自身の幸せを一番に考えてくださいね!
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