日焼け対策も兼ねてきちんとベースメイクをしていても、1歩外に出ただけで、滝のような汗をかいた今年の夏。ファンデが崩れても汗や皮脂が“ツヤ”に見えて「ラッキー」なんて開き直るしかありませんでした。そんな気持ちのまま本格的な秋に入ると、メイクに何か物足りなさを感じてしまいます。そう、やはり大人世代に足りないもの、血色感です。
外出先の“ちょい足し”に大活躍した、M・A・Cのリップバーム
唇や頬・目元に自然なツヤと色を同時に与えてくれるマルチアイテムは、各ブランドから登場していますよね。これらの商品は、ファッションショーのバックステージでの経験がきっかけで生まれたと言われています。メイクアップアーティストは短時間で何人ものモデルさんのメイクを完成させなければならず、メイクの完成度はもちろん、素早い対応が求められます。そこで1アイテムで複数のパーツのメイクをおこなっていたのです。メイクさんのアイデアは近年の化粧品開発技術の進歩という追い風もあり、こうやって世の中に誕生していったのです。
夏のはじめに発売したM・A・Cのグロー プレイ テンダー トーク リップ バームは、ヘルシーな肌に仕上げたい時、ナチュラルメイク派には嬉しい1本。外出先でも頬や唇にちょこんと塗るだけで血色感が出るだから、本当に便利。
ツヤや血色感のプラス要素はもちろんだけど、くすみや潤い不足などのマイナス点をカバーしてくれるのも、大人の肌には嬉しいポイントなんです。
ほんのり色がついているので、口紅ほどの「塗りました感」はないし、M・A・Cのシニアアーティストの池田ハリス留美子さんいわく、「鏡なしでササッと塗ってもサマになるリップ」と、手軽さもアピール(通常、こういうアイテムって手軽さを優先すると、発色や色もちなど機能面で物足りなさを感じてしまうことが多いんですよね〜)。
「そのあたりも心配しなくてOK」(池田さん)と、自信のほどをうかかがわせます。
リップバーム級のうるおいといえば、天然由来のホホバオイルやシアバターなどの美容成分を91%も配合。シアーな発色も今の気分だし、しかもトレンドをハズさないM・A・C仕様ですもの。お気に入りは、エモーショナルなベビーピンク(フェイバリット)と、シアーな赤が秋仕様にちょうどいい(バンダー)の2色。
外出用のメイク直しアイテムとして、このリップバームを持ち歩いています。何といってもマルチアイテムですから。唇はもちろん、チークとしても大活躍。頬の高い位置に指でポンポンと “ちょい足し”するだけで、内側からじゅわっとした血色感が足せるし、ヨレないのも嬉しいですね。
今は、乾燥対策としてバーム&リップ、または、リップの後の仕上げのツヤ出しにと、ニーズに合わせて使いわけをしています。
秋になったら血色感をさらにプラス
秋になるとメイクも変わりますよね。ツヤはできればそのままキープしたいけど、しっとり&温かみのある色や質感を上手に取り入れたいところ。そこで活躍するのが、血色感が叶うチーク!
メイクアイテムの中でも人気が高いグロー プレイ クッショニー ブラッシュ。すでに愛用されている方はご存知かと思いますが、このモチモチした感触……ブランド内では“おもちチーク”と呼ばれているそうなのですが、さらに進化したんです。メイクの仕上がりを約束してくれるテクスチャーにどハマり中です。
ここはぜひ、指を使って仕上げてください。頬の高い位置からこめかみに向かってスーッとなじませた後、ポンポンとぼかすようにタッピングするときれいに仕上がります。
イチオシはふんわりとした血色感を与えるコーラル(チアー アップ)。チークメイクが苦手という方にぜひ、おすすめしたいカラー。また、もう少し血色感をプラスしたい方には、キュートな色気を感じる“ちょい足し”レッド(ピンチ オブ マラケシュ)がおすすめ。リキッドやクッションファンデとの相性もいいですし、ファンデーションを使わない人は化粧下地の上にこのチークを塗っても映えますよ。
秋の深まりとともに、まずは血色感をプラスした大人メイクにトライしてみては?
文/長谷川真弓
構成/國見香
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