『星から来たあなた』『シークレット・ガーデン』『王になった男』など数々の大ヒットドラマのOSTを手がけ、“バラードの皇帝”“鼓膜彼氏”などの異名を持つ歌手のソン・シギョンさん。今年、日本での活動を本格的に再開させ、12月には年末コンサートが開催されます。
韓国では知らない人はいない国民的歌手でありながら、日本での活動は「新人歌手の気持ちで」楽しんでいるというシギョンさん。そのチャレンジ精神とモチベーションはどこから来るのか、流暢な日本語と驚異的なトークスキル、溢れるサービス精神でたっぷり話してくれました。
ソン・シギョン Sung Si Kyung
1979年生まれ。2001年のデビュー以降、韓国バラードシーンで常にトップに君臨する韓国の国民的歌手。⽇本語が堪能で、⽇本語能力試験は最上級の「N1」クラスに合格。2018〜2020年にNHK・Eテレ『ハングル講座』レギュラー出演、さらに「しゃべくり007」「有吉反省会」など⽇本のバラエティー番組のほか、人気ドラマ「孤独のグルメ」韓国出張編にも出演し俳優デビューも果たしている。2006年の初コンサート以来、日本で定期的にファンミーティングやコンサートを開催している。2023年にキングレコードに移籍し⽇本での活動を本格再開、2024年12月に恒例の年末コンサートを日本でも開催する。
日本用インスタグラムアカウント:@mayersungjapan
——今回のインタビューは通訳なしで臨んでくださっていますが、本当に何の心配もいらないくらい日本語が流暢で驚いています。
いやいやいや、まだまだです。韓国では日本語を話すチャンスが全くないのでどうしても忘れますね。それでもできるだけ、ネトフリとかで日本の作品を観るようにはしてるんだけど。
——韓国語を勉強している日本人はすごく多いですが、使わないでいるとすぐ忘れるという話はよく聞きます。やはり普段からその言葉に触れていることが大切なんですね。
でもね、作品を観るだけじゃ意味ないんですよ。観ながら「え、それ何?」と気になった言葉や言い回しがあったら全部書いておくんです。1時間のドラマだったら最低でも10個ぐらいはメモして、で、実際に使ってみる。使って、相手からなにか反応が来ると覚えられますよね。ま、それでも忘れるんだけど。
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