日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、カフェでの過ごし方にまつわるモヤモヤエピソードです。
「私の憩いの場所だったのに…」
エピソードをお寄せくださったのは、本好きの会社員ヨシノさん(40歳・会社員)。
私は読書が大好きで、週末の午後は近所のカフェで本を読むのが何よりも楽しみ。この数時間があるから平日を頑張れるといっても過言ではありません。
行きつけのカフェは個人経営店。美味しいコーヒーはもちろん、明るい店内とゆったりした座席配置が好きなポイントです。店長さんは落ち着いた雰囲気の男性で、スタッフは女性一人だけ。住宅地の奥まったところにあるので、あまり混まないのも常連客としてはありがたいところでした。
しかし最近、その“憩いの場”が崩壊の危機なんです……。
カフェがご近所のママたちに発見されたようで、子どもも含めて5~6人でやってくるようになったんです。テーブルをくっつけて椅子を勝手に足して、荷物を広げてママたちはお喋り。入ってきた一人客が、椅子が足りなくて出て行くのも見て見ぬふり。(私も何度かやられました)子どもたちはスマホの動画をイヤホンせずに見ています。特別大きな音を出してり声を張り上げたりするわけではありませんが、以前の静かな店内になれている身からすると、かなりの騒音に聞こえます。
特に、盛り上がったママたちがたまに甲高い嬌声を上げること、飽きた子どもが椅子をガタガタ揺らしたり歩き回ったりすることが、どうにも耐えられません。
休日の朝に家事を片付けて、昼食を食べたらここで読書するのがルーティンだったのに。無神経な人たちに聖域に入り込まれたようでモヤモヤします。
あまりに騒音がひどいときは注意しようと思うのですが、緊張してしまってできていません。もういっそ、私が通うのをやめればいいのでしょうか……。
直接対決の前に、相談すべき相手
疲れた心と身体を休めていた時間に変化が起きてしまったんですね。ヨシノさんの気がめいるのもよく分かります。
自分を癒すルーティンを持つのは、家事に仕事に忙しく働く人にとって大事なことです。そしてせっかくルーティンをつくっても、自分にはどうしようもない理由でそれを続けられないこともありますね。ヨシノさんの場合は、どうすればヨシノさんが“憩いの場”を取り戻せるでしょうか。
ヨシノさんが考えている「直接注意する」も一つの手段です。
「椅子を一つ貸してもらえますか?」
「ちょっと声が大きいので気を付けてもらえますか」
「お子さんが椅子から落ちそうで危ないですよ」
一番手っ取り早く、ヨシノさんのモヤモヤがすぐ解決する方法ですね。ただし、「言い返されたらどうしよう」なんて想像すると、なかなか勇気がいることでもありますね。
また、カフェのルールはお客さんが決めることではないというのも一つの事実です。
カフェをどう利用するかはお店が決めること。もちろん、利用していて感じる不便さや不快感はお店に伝えて相談しても問題ないでしょう。そう、ヨシノさんも、まずはお店の店長さんやスタッフに相談してみるのはどうでしょうか。
- 1
- 2
Comment