いおさんからの質問
Q.
アラフォー、夫婦二人だけの家の持ち方って?

アラフォーの夫婦です。子供はいません。家を購入するか、賃貸でずっといくかで悩んでいます。相続させる子供がいないので持ち家はもったいない気がするんですが、夫婦二人お気に入りの家で残り半分の人生を過ごすのも幸せだな……とも思います。私たちの住んでいるところは地方なので、のちのち不動産価値が上がるとかそういうことも見込めません。今の時代、購入か賃貸かどちらが得なんでしょうか?

特別ゲスト 風呂内亜矢先生の回答
A.
欲しいのは自分が快適に住む家か、お得が目的の家か、 まずはそこをクリアにしましょう!

家は購入か賃貸か……、これは人生設計の立て方や仕事環境にも左右されますので、一概にどちらがオススメとは言えないのですが、目安となる情報をお伝えいたしますね。

財務省の調査によると、老後の世帯支出の平均額というのは、約24万円。でもこの中には、住居費は約16000円しか含まれていないのです。というのは、今の60歳以上の持ち家率が9割を超えているから。もし賃貸のままいかれるなら、老後の生活費は24万に家賃をプラスして考えなければなりません。

……という老後の支出額をベースに、今のうちに家を購入して老後までにローンを払い終えていたほうがいいか、あるいはずっと賃貸のままのほうがいいか、一度考えられてみてください

そのうえで、購入を選ばれた場合のポイントをお伝えしたいと思います。

いおさんはお子さんがいらっしゃらないとのこと。その場合、お子さんに左右される家選びをしなくていいので、選択肢は2つになります。1つは「自分が快適に住むための家か」、そしてもう1つは「住居費のお得が目的か」、です。

一生住む家を買いたいという場合は、自分たちが払っていける物件額か、その一点だけ注意してください。あとは場所も広さも、自分たちが快適だと思う物件を選んだので大丈夫です。

反対に、「家賃を今より少しでも安くしたい」など経済的な目的がある場合は、やはり再販しやすい物件を選ぶ必要があります。都心なら、1LDKか2LDKくらいの広さまでで駅近の物件なら、比較的値段も崩れにくく、また賃貸にも出しやすいのですが、いおさんの場合は地方とのこと。地方は物件価格が下がりやすいうえ、一戸建てなど大きい物件が多いので賃貸にも出しにくいのが実情です。それでも売りやすい条件というのはあるもの。たとえば新幹線が止まる駅まで歩いていける物件などは人気です。また人気エリアだけど物件が少ない、といった希少エリアのものも比較的値崩れしにくいでしょう。近辺の賃貸価格や中古相場を調べれば、判断材料となりますよ。投資的な視点が必要になるといえますね。

もちろん、自分が快適に暮らせて投資価値もある家というのがベストですが、この2つの条件は両立が難しいことが多いです。たとえば広くて静かで快適な家というのは、価格も高めになりますし、価格を抑えようとすると駅から離れていたりして売れにくくなります。反対に売りやすい家となると、快適さより利便性重視になるもの。

ですから自分がなぜ家を買いたいのか、まずはそこをクリアにされてください。そのうえで決めた物件なら、後悔も起きにくいと思いますよ!

いかがですか?
風呂内先生の回答、ぜひご参考になさってください。

PROFILE
  • 風呂内 亜矢(ふろうちあや)1978年生まれ。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。宅地建物取引士。住宅ローンアドバイザー。大手電機関連会社に務めていた26歳のときに、マンンションを購入。それを機に、マンションの販売会社に転職。実体験を交えた分かりやすい説明が人気で、年間売り上げ1位の実績を上げた。2013年よりファイナンシャルプランナーとして独立。現在は、テレビやラジオ、雑誌、WEBサイトなどで情報を発信中。著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)などがある。がある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
 
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