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【動画で解説】目覚めて即、ゆったりモーニング
ピザトーストとキウイマリネヨーグルト

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家族の準備で忙しい朝、とにかくギリギリまで寝ていたい朝、どんな朝だって、支度には手間をかけず、おいしい朝ごはんがあったら幸せです。そこで活用したいのが“冷凍お届けごはん”。朝食べるときに“焼くだけ”と“和えるだけ”で、ピザトースト、キウイマリネのヨーグルトが完成。寝ぼけている間に、贅沢モーニングができあがり!

上田淳子さん

スイスのベッカライ(パン屋)やフランスの三つ星レストラン、シャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)で修行を積み、帰国後は料理研究家として活動。鳥取県に暮らす義母の入院後、家にいる義父の食事をサポートするために“冷凍お届けごはん”を試行錯誤の末に考案。「共働きごはん」(主婦の友社)、「中学・高校生のお弁当」(文化出版局)など著書多数。


ピザトースト


食パンにピザの具材を乗せ、オーブンシートで包んでポリ袋に入れ、冷凍しておきます。食べるときは凍ったままオーブンシートをはがして、直接トースターへ入れて7分ほど焼いて完成。食パンを1枚焼く手間だけで、ボリュームも栄養も満点のピザトーストができるから、時間がない朝ごはんにピッタリです。


キウイマリネ


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オーブンシートの中身は、皮をむき、食べやすいサイズに切ったキウイ。砂糖をまぶしてから包み、冷凍されています。食べたいときに自然解凍、または電子レンジで30秒! 1回で食べやすい量を包んでいるので、包みを開いて直接ヨーグルトに入れて和えれば、甘味と酸味のバランスが良いキウイヨーグルトが楽しめます。


 KEY ITEM  常備するのはこの3つ

・ オーブンシート

 

メーカーにより、クッキングシートやオーブンペーパーとも呼ばれ、薄茶色や乳白色など、いくつか種類があります。いずれも耐熱温度が250℃あればOK。冷凍にも強く、耐水性や耐油性にも優れていて、どんな料理を包むのにも適しています。1人分につき30cm角に切ったシー トを1枚用意しましょう。


・ 冷凍保存用のポリ袋

 

オーブンシートで包んだら、冷凍保存用ポリ袋に入れ、空気をなるべく入れないように口を閉じ、冷凍庫へ。冷凍保存用のポリ袋は、高密度なのでにおい移りを防ぎます。プラスチック袋よりコストをおさえられるところもメリットです。

・ ラベルシール

 

冷凍庫へ入れる前に、ラベルシールに料理名を書いてポリ袋に貼っておきましょう。作った日付や加熱方法(フライパンで焼くのか、レンジでチンをするのか)、加熱時間の目安など、温める人への情報も入れておくと、自分も家族も快適です。

 

支度に時間をかけたくないけれど、しっかり栄養のある朝ごはんを食べたい、家族に食べさせたい。そんな思いを叶えるのが、凍ったまま焼けるピザトーストやカットされて甘味もついたフルーツマリネなど、新発想のつくりおきごはんです。オーブンシートは、取り出すときにスルッとはがれるので扱いやすく、忙しい朝でもストレスフリー! 時間のあるときに仕込んでおけば、朝のゆとりに差が出ます。

 

<新刊紹介>
『離れている家族に 冷凍お届けごはん』
講談社刊 ¥1404

上田淳子さんが家族に喜ばれたメニューが満載のレシピ本が現在好評発売中。火を使わずに下ごしらえができる「生のまま包む冷凍おかず」、夕ごはんの残りで作る「わざわざ作らないお届けおかず」など、全78品を収録。どれも手軽なので、まずは本を参考にお試しを。あっという間に“いただきます”が聞こえてきます! ピザトーストとキウイマリネのヨーグルト(本書ではいちごマリネ)の詳しい分量も掲載しています。


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取材・文/田中理恵 撮影/川端里恵(編集部)