2015.4.24

金曜日18時 1枚の絵に会いに行く

13年ぶりの大回顧展。乃木坂の国立新美術館で開催されている「マグリット展」へ行ってきました。これだけはどうしても観たかった。

 

大学生のとき、横浜美術館でアルバイトをしていました。朝10時に開館するのですが、この時間に来る人って本当に絵が好きか、時間潰しの観光客くらい(笑)。館内もゆっくりした時間が流れてて、鑑賞するならこの時間が一番いいんですよね。そういうときは、常設展示室にあったルネ・マグリットの「王様の美術館」のところへ。この絵の持つ独特な空気が大好きで、何度も観に行きました。

これが「王様の美術館」。幾重にも連なるブルーの世界に引き込まれます。

ここではない世界を見せられているような、何ともいえない感覚。近くで観ても遠くから観ても、それぞれに発見があり、感じることが違うんです。

マグリット展があると聞いて、「この絵も展示されるだろう」と思ったら居ても立ってもいられなくて。

ただ、これだけ大きな展覧会になると、朝から来場者でごった返します。ならば、少しでも人がいない時間を狙って……通常は18時で閉まってしまうけど、夜20時まで開いている金曜日にしました。18時に入場して、たっぷり2時間コース(笑)。

シュルレアリスム時代を代表する作品のひとつです。そこに行き着くまでの時間を楽しみながら、他の作品をゆっくり観て回ることができました。

そして、久しぶりの再会。やっぱり来てよかった。

この絵の前に立つと、20年前のあの頃のことが思い出されました。あのとき、いろんなことを考えていたな〜って。そして、今もこの絵の前でいろんなことを考えている。不思議な絵です。

 

もちろん、「光の帝国Ⅱ」「空の鳥」など、どの作品も素晴らしく、改めてマグリットのスゴさを魅せつけられました。この気持を覚えていたくて、カラフルな絵皿を購入しました。

忙しさに追われる毎日ですが、心をリセットすることができて良かったです。東京のあとは、京都にも回るそうですね。それまでにもう1度、観に行こうと思っています。

 

マグリット展

期間:2015年3月25日〜6月29日

場所:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)