女性が時計を選ぶ時、その目線は、限りなくジュエリーを見つめる感覚に近いような気がします。男性が機能性やうんちくを重視するのに対して、私たちは、ゴールドやダイヤモンドの輝きにうっとりし、用の美を湛えたデザインに心を動かされ、ブランドの美学そのものとも言えそうな女性像に憧れて、それを手に入れたいと思うのではないでしょうか。
そして、そんな“ジュエリー寄り”な時計選びを満足させてくれるのは、やっぱりカルティエなのかもしれません。フランスの老舗ジュエラーが創造する時計には、伝統に培われた気品と王侯貴族の美意識に応えてきたエレガンスが漂います。実際に、カルティエの時計を選ぶ人のなかには、「いくつもブレスレットを重ねるより、時計をジュエリー代わりにしている」という意見もチラホラ。たとえば、ケースとブレスレットが一体化しているかのようにも見える「サントス」や「パンテール」は、まさにゴールドブレスレットにも似た優雅さ。オーバル型を引き伸ばしたようなケースが個性的な「ベニュワール アロンジェ」は、まるで身に纏うモダンアートのようです。
スタイリスト 斉藤美恵さん
「サントス ドゥモワゼル」
ビューティーサロン経営 寺谷真由美さん
「ベニュワール アロンジェ」
PROFILE 寺谷 真由美さん
神戸を中心に5店舗のサロンを展開。お客様のビューティーパートナーであり続けられるように活動中。【ホームページ】 WHITEHOUSE
ブランドPR 和田かおりさん
「ミニパンテール」
PROFILE 和田 かおりさん
ジョンスメドレー、ジョンストンズ、ミュラー オブ ヨシクボ、クオリネストなどのPRを担当。プライベートでは7歳の女の子ママ。最近は、時短家事をサポートするための家電にハマり中で、今年は大型冷蔵庫と大型食洗機を導入!
一方、実はカルティエは、世界で初めて腕時計を生み出したブランドとしても知られているのをご存知ですか? 当時まだ懐中時計が主流だった1904年に、飛行家であるアルベルト・サントス・デュモンの「操縦桿を握りながら時刻を確認したい」という依頼に答えて誕生したのが、「サントス」のルーツでもある世界初の腕時計だったのです。
王室御用達の名門ジュエラーでありながら、常識に縛られない独創性と、アイデアをカタチにする高度なクラフトマンシップを備えたウォッチブランドでもあるカルティエ。華麗なデザインと信頼性の両輪が、時代を超えて、多くのファンの心を離さない理由なのかもしれません。
PROFILE 斉藤 美恵さん
女性誌を中心に活躍中。ベーシックを軸にした高感度な大人カジュアルにファンが多数。