先日募集した「三尋木さんに聞いてみたいこと、教えてもらいたいこと」にたくさんの応募をくださり、ありがとうございました。おかげさまで100件以上の質問が集まりました! 1回目では、三尋木さんがmi-molletだけに語ってくれた独占インタビューを公開しました。3回目は、前回に続いて、みなさんからいただいた質問に答えていただきます!
Q .ファッションでも、仕事の姿勢でも、自分の軸がブレない印象の三尋木さん。どうしたら、自分の軸をしっかり持てるようになりますか?
A .私、子供のころから超マイペースで頑固な性質…なんです。「ブレない」と言っていただけると聞こえがいいのですが…。そうそう、私、「仕方ない」って言葉、好きなんです。「自分を受け入れる」という意味で。いい年齢に達した大人が発する「仕方ない」って、自分の能力や性質を理解して受け入れて、やるべきことはやったうえで腹をくくる…ある種の潔さがあるような気がして。仕事もおしゃれも、うまくいかなくて落ち込んだり、人のことをうらやましく感じそうになるときは「ま、仕方ない。これが私だし…」とつぶやくようにしています。これを重ねていくうちに、だいぶ神経が太くなったかもしれません!(笑)
Q .お財布はどのような物をお使いでしょうか。こだわりのある三尋木さんならではの選んだお財布を拝見したいです。
A .“ボッテガ ヴェネタ”の長財布を愛用しています。この形がものすごく使いやすくて! 小銭とお札、カードが一度に見渡せるつくりなので、お会計するときスムーズなんです。以前はメタリックブラウンを使っていましたが、この春2代目を買い替えました。淡いベージュとアイボリーのコンビ配色が直球でツボ♡ ふだん買い物は慎重派ですが、これは即決でした!
Q .三尋木さんというと、きれいめ目なファッションのイメージがありますが、カジュアルな着こなしもされるのでしょうか。もしカジュアルスタイルが品よく素敵に見えるコツがあれば教えてください。
A .休日はスニーカー、よく履いています。「どカジュアル」にならないよう工夫している点は…①スニーカーを白のレザー素材にする。これだけできれいめ感がアップします。②ジュエリーをちゃんとつける。③デニムを合わせるときはワイドめのフルレングスにする、ロングアウターをはおるなど、どこか辛口で今っぽい雰囲気をプラスする。…などなどです。
Q .お仕事以外で夢中になっていることはなんですか?
A .恥ずかしながら今はまったくの無趣味でして、食べることとお酒を飲むことと休日にお昼まで寝ることの3つが、仕事以外の楽しみです。ですが以前は「宝塚」に夢中になっていた時期がありました。大好きだった男役トップスターさんの退団と同時に私もヅカファンを卒業しましたが、宝塚観劇はおすすめですよ~~。宝塚って本当に夢の世界で、汚いものが何もない! 観劇中の3時間は世知辛い現実を忘れてときめきっぱなしです。頭の中も目もハートだらけ♡ 素晴らしい美容効果がある気がします。
Q .三尋木さんはどんな50代女性になりたいと思われていますか? また、10年後はどんな着こなしをしていると思われますか?
A .50代は、「黒」を素敵に着こなせる人になっていたいです。30代まではよく着ていた黒ですが、実は40歳を越えてからは少し疎遠になっている色なんです。もう若くはなく、かといって老いてもいない中途半端な年代だと、黒という主張の強い色を甘く着るのか辛く着るのか…コントロールが難しいからでしょうか。50代になったら、もっと堂々と黒と付き合えるような気がしています。上質な素材でゆったりした黒を軽やかに、マニッシュにもフェミニンにも自在に振れるようになっていたいなぁ…。
<新刊紹介>
『Oggiエディター 三尋木奈保 My Basic NoteⅡ ”きちんと見える” 大人の服の選び方』
三尋木奈保 著 小学館 刊 ¥1500(税別)
三尋木さん自身が40代を迎えてこれまでの服が似合わなくなったという、ミモレで言うまさに「おしゃれ更年期」を体験。そんななかで今の自分に似合う服ってなんだろうを丁寧に見つめ直した洋服選びのルールをまとめた1冊。きちんと見えて心地よくいられるリアルで上品なコーディネートが満載です!
・「【三尋木奈保さん短期集中連載①】「年齢相応にきちんと見えて、居心地のいいおしゃれ」とは?」はこちら>>
・「【三尋木奈保さん短期集中連載②】「ひざ小僧は見せない」が大人の女性のたしなみです」はこちら>>
・「【三尋木奈保さん短期集中連載③】“きちんと女らしい”を目ざしたい日は、「小ぶりバッグ」に頼ってみる」はこちら>>
撮影/目黒智子 ヘア&メイク/桑野泰成(ilumini)
出演・スタイリング/三尋木奈保 構成・文/高橋香奈子
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