そうなんです、私は時にあるんです、40代の半ば近くなっているというのに……自分が子供ではないことはしっかり自覚できるのに、大人なのかどうかが分からなくなる時が(苦笑)。もちろん、どこをどう切りとっても正真正銘な大人なのは分かっていますし、加齢に抗いたいわけでもないのですけれど!?
今回は『大人になっても好きな服』のお話
ボーダーにチノパンを合わせてリュックを背負ってコンバース。
そうなんです、この日のコーデは思春期の頃と装いのノリがあまり変わっていません。大人になれば、きちんとメイクをして、ヒールを履いて、ジュエリーをつけて、ジャケットを羽織って、街を闊歩しているものだと当時(バブル全盛期)は思っていたのですけれど……(苦笑)!
過去に、鏡にうつった自分を見て「私はいつまでこういう恰好をしていられるんだろう?」と思ったことが幾度となくあった気もするのですが、服装の自由度が高い職種を選んでしまったがために、劇的なテイストの急ハンドルをきる必要にせまられることなく、ここまできてしまいました。上手に“大人な装い”にシフトチェンジできていないようにも感じる一方で、思春期に好んで身につけていたものを大人になってもずっとずっと「イイ!」と思える感覚。それは年月に比例するかのようにアイテムへの愛しさが増すご褒美みたいなものだな、と思ったり。「大人って何だ?」の問いを深く考えると答えのない哲学的思考の迷宮にハマッてしまいそうになりますが、なんだかそんなことを考えてしまいました。
CREDIT:
コート&パンツ/ディッキーズ この日と同じ
トップス/ルミノア この日と同じ
バッグ/ビームスで購入 この日と同じ
靴/コンバース この日と同じ
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大森葉子
主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。