岡本敬子のおしゃれ魂」を全国の婦人に普及させる会、会長の大森です。

なぁんて(笑)。

売れ行き絶好調の『好きな服を自由に着る』発売記念トークショーを北は北海道、南は鹿児島まで全国各地で開催されている敬子さん。「大森さん、夫と対談形式のイベントもあるんだよ」と声をかけられ……

そう、前にもチラリと書きましたが、敬子さんの旦那様の岡本仁さんは、私の溺愛していた雑誌『relax』の編集長だったお方(実家でバックナンバー保管中)。「いつかは会いたい!」。けれど、同時に編集者としてリスペクトしまくっているため、「会ったら緊張して話せない」とグルグルと逡巡。

ではありましたが、最後は「えいやっ」と勢いで渡航を決めました(笑)。ご夫妻対談なさる鹿児島のイベント前日は福岡でのイベントだっため、私は全国ツアー(?)の福岡から便乗させていただくことに。

福岡は、それはそれは素敵なセレクトショップ『organ』さんのショップの下にあるオーナーご夫妻のリビングで開催(ショップもさることながら、リビングもとっても素敵。「こんなお家に住みたい!」と、思わずキョロキョロ。アートにも家具にもくぎ付け♡)。

  • 遂に、「岡本敬子さん×仁さん」ご夫婦対談を目撃!_img0 「今日は私が聞きたいことを聞いちゃいます!」と『orgran』の朋子さん。敬子さんとは昔からのお知り合いだったのだそう。
  • 遂に、「岡本敬子さん×仁さん」ご夫婦対談を目撃!_img1 トークショーではスカーフの巻き方講座も。ファンの皆様、敬子さんのスカーフのヘアターバン使いが気になっていたもよう。
  • 遂に、「岡本敬子さん×仁さん」ご夫婦対談を目撃!_img2 場所をうつしての質問コーナー。「ラジオのディスクジョッキーみたいでしょ?」と敬子さん。


「同じアイテムは何回も使いますけれど、同じコーディネイトをしたことがないんですよ」と敬子さん。会場からどよめきが! 「ずっと夫が私の装いをポラに撮影してくれていたんです。そしたら、あれ、同じコーディネイトをしていないということに気づいて。こうなったら、毎日、変えて行こう、と(笑)」。だから、自身のコーディネイトは一期一会。日々のコーディネイトはその日が見納め、だと笑います。

お母さまからの服育の話(詳しくはミモレ掲載のインタビュー『ファッションはライフスタイルの中に』を)や若かりし頃のプレッピー時代のお話など、レアなお話もたくさん。会は終始和やかムードで進んでいきました。

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この日のお土産は、瀬戸内海に浮かぶ向島のUSHIO チョコレート♡ カカオ豆と砂糖のみで作られている話題のブランド。以前、店舗に咲子と訪れたこともあります。


そして、翌日、私たちは鹿児島へ移動。

場所は、会場は黎明館内のCHIN JUKAN POTTERY喫茶室。募集定員30名を大幅に上回る70名の方が参加し、大盛況! いよいよ、ご夫妻対談のスタートです(MCは鈴の音ジュンさん)。

  • 遂に、「岡本敬子さん×仁さん」ご夫婦対談を目撃!_img4 質問コーナー込みでたっぷり90分のトークショー。2人の馴れ初めも聞けちゃいました。
  • 遂に、「岡本敬子さん×仁さん」ご夫婦対談を目撃!_img5 まさに、夫婦漫才のような息の合った掛け合い!?  互いのアイテムの貸し借りもあるのだそう。
  • 遂に、「岡本敬子さん×仁さん」ご夫婦対談を目撃!_img6 サイン会では敬子スタンプも登場。「部屋に飾りたい!」と、裏表紙にサインを求める方、多数。


買い物に付き合ううちに、敬子さんが愛用しているブランド『dosa』のデザイナーの存在が気になり、雑誌『クウネル』で取材したり(その誌面も読んでいたなぁ、私)、海外の古書市で仁さんが買い物をしていた時、それに付き合っていた敬子さんが見つけた本のアーティストの作品を仁さんが編集しているフリーペーパーで使用したり……とにかく互いに影響を与えあっている存在であることがよくわかるトークショーでした。

ちなみに、仲良しの秘訣を聞かれると、「好きなものが同じより、嫌いなものが同じのほうが絶対にうまくいくと思う」と敬子さん。さらに、「よく話す。同じモノを食べる。同じモノを観る」ことも大切とも。

普段のおふたりが垣間見れ……はい、感無量でありました!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

趣味が違う人というのは 自分にとって未知の世界のドアを開けてくれる人でもある。ぼくはカミさんほどのファッション愛がないから 彼女の買い物に付き合わされている間は退屈している。でもその退屈な時間の中で 急にもくもくと好奇心がわく対象に出会う瞬間がある。その代表は〈dosa〉だろう。あるいはその逆に ぼくの買い物に付き合わされている間のカミさんは退屈しているに違いないのだが その持て余した時間に 彼女はぼくには絶対に発見できないものに興味を持ちぼくに手渡す。その代表がムンタニョーラの『PiLi』というカートゥーン集だ。バルセロナの古書市でカミさんが見つけた。そのカートゥーンでぼくはたくさんのものをつくった。最初は無許可で借用し(個人のフリーペーパーだったから)やがて本人と連絡をつけてインタビューしたり 当のカートゥーン集を復刻したりした。カミさんがディレクションをすることになったブティックに〈Pili〉と名前を付けたのには そんな理由がある。つまり ファッションに疎いぼくがカミさんのトークに加わるのは ぼくにも伝えたいことがあるからだ。今月23日は浜松〈BOOKS & PRINTS〉で。来月10日は鹿児島〈CHIN JUKAN POTTERY 喫茶室〉で。12年ぶりにカミさんと2人でトークします。

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こちらは仁さんのinstgramの投稿より。

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この日のお土産は東京の松陰神社前の人気店、メルシーベイクのこの日限定のオリジナルクッキー。

そして、私、どさくさ紛れに二夜連続で岡本夫妻と食事をご一緒させていただきました。

「あの特集が特に大好きで!」とか「どうやって企画を思いつくんですか?」とか聞きたいことはたくさんあったはずなのに、緊張しすぎるあまり、ほとんど伝えたかったことを話せなかったという……年齢を重ねる度に鈍感力が鍛えられ、誰に会うにも緊張しなくなっていることに自覚があったのですが、まだまだ、自分をこういう思いにさせてくれる存在の方はいるのだなぁ、と(苦笑)。

こんなことを言ってくれる旦那様、いいですねぇ~(ウットリ)。

 

今日のお品書き
大草ディレクターの着付けを担当した伊藤さんに、以前、「背が高いので、お端折りを出すのが難しい」と嘆いたら、「出さなくてもいい着方があるんですよ」と。10年前に習った着付けを綺麗さっぱり忘れている私。もう一度、伊藤さんの下で着物修行したいな、と考えています。