年齢を重ねるとともに感じるのは、人から何かをもらうよりあげることのほうが多くなってきたこと。子どもの頃は友だちのお母さんや近所のお店のおばちゃん、新人の頃は先輩や取引先の女性たちが会うたびに、何かちょこっとしたものをくれるのを不思議に思っていたのですが……。40近くなった今、買い物欲に続く“ギフト欲”が自分の中で高まってきているのを感じます。「これすごくいいのよ」って言って配りたい欲、これを“婦人のギフト欲”と名付けています。

「誕生日が近い人と会う」「知人のお家へお呼ばれ」「久々に同級生と会う」などの予定が近々続けてあり、この日は日本橋髙島屋へ。

買っていくものが全く思いつかないけれど、なんか持って行きたい……というノープランの場合は大抵デパートへ参ります。

デパートへは、服を見たり、デパートに来ている人の装いをチェックしたり、ファッショントレンドウォッチ目的に行くこともありますし、“ちょっとしたプレゼント”にいい目新しいものを見つけに行くことも多いです。

この日は、もうすぐベビーが生まれる予定の弟夫婦へのギフトの下見と、先輩の新居でのホームパーティの手土産を探しに。
ホームパーティへの手土産は、「日本橋髙島屋 S.C.新館」にオープンしたばかりの人気ベーカリー「365日と日本橋」で、ピーナッツペーストとグリーンレーズンを購入しました。本店は代々木八幡にある杉窪章匡氏がプロディースする大人気のベーカリー&セレクトショップ「365日」。日本橋にできたこちらも含め、人気のパンは時間を見計らって行かないと売り切れちゃうんですが、調味料や瓶モノもしゃれた美味しいものが揃っていて手土産に狙い目です。パン屋トークは婦人会の鉄板ですし!

 

髙島屋へ一緒に行った同期のちあっきーは、母へのギフトにエスティ ローダーでリップを選んで、名入れサービスをお願いしていました。選べるモチーフ、名前かイニシャルがその場で刻印してもらえるなんて素敵!(この話はきっとどこかで詳しくちあっきーが紹介してくれるはず……)。

“婦人のギフト欲”は、行きすぎるとマウンティングに繋がってしまうかもしれないので懲り過ぎ注意ですが(汗)。デパートで選ぶギフトは、どちらかというと「その集まりへの自信を持たせてくれるもの」という意味合いが強い気がします。

初対面の人が混ざる家族連れのホームパーティや旧友との再会などは、楽しみな気持ち以上に不安感も大きい……。「いいプレゼントが買えた」「話題になりそうなものを持ってるぞ」というのはすごく心強いですね。

この日はもう一つ目的があったのですが、そのお話は次回に!

デパートで買う鉄板のお土産、みなさん、何かありますか? 迷ったときはココのコレ!っていうのがあると本当に心強いですよね。

撮影/片岡千晶(編集部) 取材・文/川端里恵(編集部)