『とっておき「パパごはん」』の著者、料理家の栗原心平さんに教わるレシピシリーズ第3回は、子どもと一緒に楽しんで作れる餃子のレシピをご紹介します。料理初心者のパパにもおすすめです!
第1回で紹介したパラッパラのチャーハンと一緒においしくいただきましょう!

上:パパ作 下:息子作


お子さんと一緒に作るなら


餃子はお子さんと一緒に作るのが楽しい料理。子どもは年齢を問わず包む作業が大好きです。肉だねが多いと包んだ時にはみ出すので、最初は量を加減しながら皮にのせてあげましょう。ひだを寄せて閉じるのが難しいようなら、ぺたんと二つ折りにするだけでもOK。ただし肉汁が出てしまわないよう、口がきちんと閉じているかはチェックを。あとは一緒にひたすら楽しく包んでください。

 

男のこだわり


1.焼く前に片栗粉をつけてカリッと
餃子を焼く面に薄く片栗粉をつけて焼くと、盛りつける時にフライパンから離れやすく、仕上がりもカリッとしますよ。たったこれだけのひと手間で、食感が全然違うのでぜひ試してみてください。薄力粉だとカリッとしないので絶対に片栗粉で。

2.野菜はそのまま使える長ねぎとにらがおすすめ
餃子にはキャベツや白菜を入れることが多いのですが、水分が多いので塩もみし、水けを絞るひと手間が必要です。餃子作りのビギナーには、塩もみの必要がない長ねぎとにらがおすすめ。風味があるので味のアクセントにもなりますよ。

3.肉だねに少量のスープを加えてジューシーに
ジューシーな餃子に仕上げるコツは、肉だねを混ぜる時に少量の鶏がらスープを加えることです。このスープをよくなじむように肉だねに混ぜ込むことで、口に入れた時にじゅわ~っと肉汁があふれ出す餃子専門店のような食感になります。

肉汁たっぷり パパ餃子


 材料(4人分)
豚ひき肉 300g
長ねぎ 1/2本
にら 1/2束
しょうが 1かけ

A
|鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
|湯 大さじ3
|オイスターソース 大さじ1/2
|しょうゆ 大さじ1
|酒 大さじ2

餃子の皮(大判) 1袋(26枚)
サラダ油 大さじ1
水 カップ1/4
片栗粉、ごま油 各適量
ラー油、しょうゆ 各適量

 作り方
1.野菜を切る
長ねぎとにらはみじん切りにする。Aの鶏がらスープの素は湯で溶く。

 
 

2.肉だねをつくる
ボウルにひき肉、長ねぎ、にらを入れ、しょうがをすりおろして加える。
Aを加えてよく混ぜる。

 
 

〈ポイント1〉ジューシーにするためスープをよく混ぜる

 

3.肉だねを餃子の皮で包む
2をスプーンですくって餃子の皮の中央にのせ、縁には指でぐるりと水(分量外)をつける。二つ折りにして、手前側にひだを寄せながらぴったりと閉じる。
※初めてだと肉だねを入れすぎがち。ちょっと少ないかなと思う量(ティースプーンで軽く一盛りくらい)がきれいに口を閉じられます。

 
 

4.焼く
片栗粉を器に広げ、3の餃子の底に薄くつけ、フライパンに並べる。すべてを並べたらサラダ油を回しかけ、中火にかける。

〈ポイント2〉片栗粉はカリッとさせるための重要なアイテム

 
 

5.ふたをして蒸し焼きにする
ジリジリと焼ける音がしてきたら、分量の水を注ぎ、ふたをして中火で蒸し焼きにする。水分が少なくなってパチパチと音が立ってきたら、ふたを取って強火にして水分をとばす。ごま油少々を回し入れてカリッとするまで焼く。
※水を加えて蒸し焼きにすることで生焼けが防げます。水分が少なくなったら強火にして、カリッと仕上げましょう。

6.盛り付ける
5のフライパンにフライパンの直径より大きい器をかぶせ、上下を返して盛り付ける。ラー油、酢、しょうゆを添える。

〈ポイント3〉お皿をふたのようにかぶせてフライパンを返す。

 
 


併せて作りたい! 栗原心平さんに教わる、チャーハンをパラッパラに仕上げる方法

「僕が料理初心者のパパにおすすめしているメニューが、この餃子です。餃子は難しいと思われるかもしれませんが、失敗しないように材料や作り方を工夫しました。失敗してもその失敗の理由がわかりやすいので、改善する楽しみもありますよ。基本を覚えたら、肉だねをいろいろな味にアレンジするのも楽しいですね」

栗原心平

料理研究家。1978年生まれ。株式会社ゆとりの空間・代表取締役専務として会社経営に携わりながら料理研究家としても活躍中。TOKIO国分太一とともにMCと料理政策を務めるテレビ東京『男子ごはん』でお茶の間にも親しまれている。5歳の男の子を持つ一児の父。料理研究家・栗原はるみは母にあたる。子どもの頃から家で料理の基本をしっかり鍛えられ、無駄なく考え抜かれたレシピで繊細な和食から男子系ガッツリ料理やゆるっとした酒のつまみまで多彩に腕を振るう。

 

『栗原心平のとっておき「パパごはん」』

著者 栗原心平 講談社 1300円(税別)

仕事や用事で子どもをおいて出かけなければならない、働く子育てママたちの願望 → 「お留守番を頼む時、食事の支度までパパに任せられたら……」そんな切なる願いに、自身もひとりの夫であり、一児の父でもある料理家・栗原心平が本気で応えた企画。
「子どもの頃、父親がたまに作ってくれた料理は、毎日の母の味とは別物の、“たまに”だからこそ特別で、大人になってもいつまでも印象に残る“とっておきの味の記憶”になる」「お父さんは子どもと一緒に厨房で遊べ! 学べ!」
という趣旨で、男の人になじみのあるレシピ、これを作ってくれたらママがニコニコしそうなレシピを厳選。作り方にも工夫を凝らし、初めて厨房に立つパパにもわかりやすくまとめました。また、ママのために、初めてのパパを無理なく料理作りに誘導する秘訣もアドバイス。

『栗原心平のとっておき「パパごはん」』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
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写真/竹内章雄

出典元:https://kurashinohon.jp/243.html

第一回「栗原心平さんに教わる、チャーハンをパラッパラに仕上げる方法」はこちら>>
第二回「料理家・栗原心平流「懐かしの喫茶店風ナポリタン」レシピ」はこちら>>