大森さん、比叡山で本格的な厄払いをしてみませんか?

都会のワンダーランド大塚の街に突撃する取材や、幻の祭・竹富島の種子取祭の取材……私が何をおもしろがる人間であるのかをとてもよく熟知している(笑!!)星野リゾート広報の方からのお誘いでした。

編集長退任のタイミングという、あまりにも意味ありげなタイミングでの比叡山での“行”体験。これ以上に最高のネタがありましょうか! 

日本の天台宗の開祖であり、伝教大師として広く知られる最澄さま、申し訳ございません。私の4年ちょっとのミモレでの冒険を締めくくり、個人的な大団円を迎えるために、そう、“恰好のネタづくり”のために比叡山に足を運ぶことを決めたのです。

落語好きなためなのか、どうしても物語の最後にはサゲ(オチ)が欲しくなる習性が大きく影響しているような気がします(苦笑)。

今回は、星野リゾート ロテルド比叡さんが企画する「厄払い三昧」という2泊3日ツアー体験だったのですが(こちらは後ほど、山崎がこってりと書いてくれるはず)、私は、その核をなす「行三昧」について綴ろうと思います。

2日目の朝。まずは、延暦寺での「朝の勤行」から。

  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img0 朝4時台に起床し、日の出を眺めようとしたが、生憎の曇り空。ちなみに、この日は夏至。太陽にパワーを感じた朝6時。宿を出発し、延暦寺へ向かう。清らかで、荘厳な雰囲気が漂う比叡山から琵琶湖を臨む。
  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img1 根本中堂は現在改修工事中。さらに、堂内は撮影も不可。こちらで朝の勤行(ロテルド比叡と宿坊滞在者だけが参加可能)に参加。体験したことのない、静けさに心身が凛とする。
  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img2 最澄さまは再来年が没後1200年。比叡山は、明智光秀を描く来年の大河ドラマの舞台になる。比叡山は、きっとこれからどんどん観光客が増え、京都から足を伸ばす人が増えるだろう。


次に、延暦寺から徒歩20分ほど坂道を下った場所に位置する無動寺にて、大阿闍梨さま(弟子たちの規範となる僧侶。術や経文など法の維持発展に必要なすべての要素である伝法の灌頂/カンジョウを受けた、弟子たちの規範となる僧侶。大阿闍梨は特に徳が高いとされる)による「護摩行」へ。

  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img3 ケーブルカー比叡駅そばの鳥居をくぐって、15分程度下山した場所に無動寺はある。
  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img4 無動寺明王堂を見上げる。※通常はこちらで護摩行が行われる。こちらも撮影不可。般若心経、真言を大阿闍梨さまと一緒に、約1時間唱える。
  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img5 願い事を書く護摩木も奉納でき、最後に大阿闍梨さまから、ひとりひとりにお加持が授けられる。一緒に参加したちびっ子もきちんと読経しており、感心しきり。


生身(しょうじん)の不動明王である大阿闍梨さま。過酷な千日回峰行の話なども頭に入っていたので、護摩の灯りに照らされたお姿はただただ神々しく、「なんとありがたいことか」という気持ちでいっぱいに。


ここちらは大阿闍梨さまも登場する比叡山 延暦寺の営みが分かる動画。


次は約10分のケーブルカー(日本最長!)に乗って、門前町坂本に移動。

  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img6 文化財にも指定されている駅舎は愛らしく、車両はレトロ。琵琶湖を見下ろしながら。「絶景かな! 絶景かな!」。
  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img7 ランチには芙蓉園のゆば重を。ちなみに、ゆばは最澄さまが唐から持ち帰ったものとされている。
  • 「比叡山厄祓い三昧」で、リボーン!  新生・大森、今、旅立ちのとき_img8 阿闍梨さま修行中の顔はめ。これは、魔がさしてついやってしまった(苦笑)。
 
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