食べるものを選べば、たくさん食べても大丈夫。運動はしなくてOK。そんなゆるいダイエットで、半年で20キロもの減量に成功した45歳主婦の桃田ぶーこさんですが、ダイエットを続けるうえで何より邪魔になったのは自分の“デブ脳”だったそう。デブ脳とはいったい何なのか、その正体をぶーこさんが解き明かします。

 


一日何回も「食べる時間だよ、食べなよ〜」と囁くデブ脳

 

私がダイエットを始めて一番大変だったのは、体重を落とすことよりも、長年の間に自分で作り上げた「デブ脳」との戦いでした。

ゆる糖質制限ダイエットをする前は、毎日、朝ごはんの後、夫や子どもが出かけて一人になると、まず朝食の残りを軽やかに口の中に放り込み、そしてお菓子が大量に入っている段ボール箱へ向かい、その日の気分でお菓子を選んで食べながら家事をするのが日課でした。
そんなふうに寝る時間以外は何かしら口に入れていたので、“空腹”ってどんな感じかわからなかったし、“小腹が空いた”っていう感覚もなく常に食べ続けていました。

しかし、ゆる糖質制限ダイエットを始めた最初の1ヵ月間、私はお菓子、菓子パン、炭酸飲料などを「超悪者」と思うことにし、すべてやめました。
とにかく1ヵ月間、“間食”“甘いもの”をやめれば、糖質祭り状態だった私の脳も、「祭りは終わりか? わしも少し休むべ」ってなるのではないかと考えたのです。

しかしいざ、ゆる糖質制限を始めてみると、これまで20年以上も続けていた悪い食生活がびっちり身についていたので、朝食の1時間後くらいになると、脳が「今まで甘いものを食べていた時間だよ〜、食べなよ〜」とわざわざ教えてくれました。
これが「デブ脳」です。


デブ脳の正体は、「糖質依存」だった

 

デブ脳は、一日に何回も出現しました。
特にデブ脳が出たのは午前10時頃。朝食をしっかり食べたのに、なぜかこの時間になるとデブ脳が現れ、“何か食べたい”という気持ちでいっぱいになるのです。
“食べなよ、食べちゃいなよ〜”とデブ脳が囁きかけ、体がソワソワと動き、生唾が止まらなくなり、ごくんと飲み込んでも唾が溢れてきて、脳からもよだれが出ている感じがしました。

どうしたらいいのかわからず、“食べたらだめだよ、食べたばかりだよ”“今食べたら止まらなくなる! それだけはしたくない!”と必死に衝動を抑えるのに精一杯。キッチンから逃げるように離れて、歯磨きをしたり、水をガブガブ飲んだり、トイレで座りながら深呼吸したりと、何かしていないとソワソワソワソワと体が動き、じっとしていられず、明らかに異常でした。
このデブ脳が一日に何回も出るので、出たときの行動をノートに書きなぐりましたが、それを読んだら涙が止まりませんでした。自分の父と同じだと気づいたのです。
私の父は、20年ほど前、医者に「アルコール依存症」と言われたことがあります。アルコールをやめた時期もあり、その頃に母が父の行動や禁断症状を記録していて、それを見せてもらったことがあったのですが、今の私はまさにあの頃の父と同じ。認めたくなかったけれど、私は「糖質中毒」「糖質依存症」で、その時期の行動は禁断症状だったと思います。

無意識に、「甘いもの食べたい食べたい食べたい食べたい!!! あー食べたい!!! あー食べたい!!!」と、体がソワソワし、ときどきゾワゾワッとする感覚も入ってくる。
完全におかしい!!

たとえ体重が減っても、この「中毒」「依存症」を克服しなければ! 「デブ脳」を完全にやっつけなければいけない! そう感じました。


デブ脳を倒す“やせ脳”を育てる


デブ脳は、大きく立派な“デブの大木”に成長。それを倒すのは大変だし、ただ倒しても“根っこ”が残っていてはだめだ! 悲しいなんて言ってられない! どうすればいいか! デブ脳を根こそぎ倒し、消滅させるには新しい根っこを作り、土台をしっかり作ること! デブ脳より優秀な力強い「やせ脳」を作ることなんです!

リバウンドしないために必要なのは“やせ脳”と気付いたぶーこさん。書籍では、この“やせ脳”を育てるための具体的な方法も紹介しています! ぜひチェックして。

桃田 ぶーこ(モモタ・ブーコ)

1972年生まれ。東京で生まれ育ち、田舎に暮らす農家の嫁。運動ナシ、ゆるめの糖質制限(食習慣の改善)だけで、半年で85kg から20kg 減量、2年半で最終目標だった58kg まで減量成功(身長161cm)。ゆるい漫画とともにダイエットの日々を綴っているブログが大人気。
• 桃田ぶーこの「ゆる糖質制限」ダイエット

 

『45歳、ぐーたら主婦の私が「デブあるある」をやめたら半年で20kgやせました!』

桃田ぶーこ 著 講談社刊 定価1200円(税抜)

運動なし、我慢なし、たくさん食べてOK! 身長161センチ・体重85kg。人生で一度もダイエットに成功したことがなかった45歳の主婦が、半年で20kgやせたダイエット法。「食べ物が口に入っていないのは、寝ている間だけ」……。衝撃の食生活を送ってきた著者でも結果を出せたダイエット法は、「ゆる糖質制限」。無理なく誰でもできるダイエット法を、イラストとともに詳しく紹介します。

『45歳、ぐーたら主婦の私が「デブあるある」をやめたら半年で20kgやせました!』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

イラスト/桃田ぶーこ
編集協力/和田美穂
構成/生活文化チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/1098.html

・第1回「ウエストはゴム、菓子1袋一気食い…20キロやせた45歳主婦が指摘する「デブあるある」」はこちら>>
・第2回「45歳主婦が20kgやせた「ガマンなし、運動なし」のダイエット法とは?」はこちら>>。

・第4回「もうダイエットに挫折しない!"やせ脳"の作り方」は8月14日公開予定です。