現代婦人にとってのおとぎ話は、白馬に乗った王子様との恋愛とか結婚とかではなく、万能の家事能力と裏切ることのない愛情を搭載した大型猫なのです。間違いないです。「今すぐ主人公と代わりたい!」と切望した藤本より、本作の見どころお伝えいたします♪

 

独身女子1名と大型猫1匹の幸せな2人暮らしの日常――それ以上、なにを高望みするのでしょう? 読みながらニヤニヤがとまりません♡ 仕事以外の家事が壊滅的なレベルである主人公の幸来(サク)は、仔猫のときに死にそうだった猫の諭吉(ゆきち)を拾ったのです。これ、もう、人間の男女じゃないからこそのハッピーエンドがここにありますね。ハッピーエンドの数は何とおりあってもいいもんです。となりのトトロの猫バスを思わせるような、諭吉のダイナマイトボディと、性格の良さとギャップのある目つきの悪さが最高に可愛い。可愛すぎるのです! 

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Profile 山田ヒツジ
漫画家。代表作に『僕の後ろに魔女がいる』(シリウスKC)。『デキる猫は今日も憂鬱

 

『デキる猫は今日も憂鬱』

著者 山田ヒツジ 講談社

仕事以外の生活能力が壊滅的な28歳のOL福澤幸来(サク)と、仔猫の頃に凍死寸前のところを彼女に拾われた家事万能(!)の大きめの猫の諭吉(ゆきち)の思いっきり幸せな一人と一匹暮らしを描く日常4コマ&ショートコメディー。ニコニコ静画とpixivコミックで大好評連載中!

文/藤本容子