モデル・女優としてのキャリアを積み、ジュエリーブランド「Enasoluna(エナソルーナ)」のディレクションも手掛け、幅広く活躍される佐田真由美さん。ご自身も40代に入った今こそ、改めて見直したい「ベーシックアイテム」とその着こなし方について、ミモレに語って頂きました。
第1回のテーマは「ネイビーのスーツ」。デイリーに、そしてエレガントに着こなすコツをうかがいます。

気分は男前に、足元に女っぽさを取り入れたオールネイビー

 
 

ジャケット¥90000、ニット¥39000、パンツ¥39000/すべてザ・ニューハウス(アーク インク)、シューズ¥82000/ジュゼッペ ザノッティ(ジュゼッペ ザノッティ ジャパン)、ピアス¥58000/ソフィー ブハイ(ロンハーマン)

 

「昔はあまり注目していなかったネイビーも、今は着ると抜け感が出てくれるので大好きな色。ネイビーは”ネイビー美”ともゆうべき「品」があり、主張を控えてマイルドに見せてくれる色。私は黒を着ると派手に見えて目立ってしまうので、控えめに品を纏いたい時はネイビーに逃げることもあります。このTHE NEWHOUSEのスーツは、子供の学校行事から、カジュアルなランチ、夜のおでかけまで、シーンを限定せずデイリーに着ています」(佐田さん)


スーツスタイルからにじみ出る女性らしさがエレガント

 

着こなしはオールネイビーで潔く、でもパンプスで女っぽさを足してエレガントに着こなすのが気分だそう。ジャケットは、腰回りが隠れる丈感で、着やせして見える女っぽいシルエット。インナーにはタートルネックを合わせて今年らしさもプラス。ジャケットもパンツも、ポイントは“今の時代をとらえた“ベーシック。ベーシックこそ、シルエットや合わせるインナーを年々更新していくことが重要です。

「キャロリン・ベセット=ケネディ」の潔いスーツスタイルをお手本に

カルバン クラインのPRを務め、ジョン・F・ケネディ・ジュニアの妻としてそのファッションが注目を集めたキャロリン・べセット=ケネディ。90年代スタイルのミューズとして、今も色褪せない魅力を放つ。

今の気分を表す女性像として、シンプルでエレガントなスタイルで今もなおファッションアイコンとして愛されるキャロリン・べセット=ケネディを挙げてくれた佐田さん。「モノトーンカラーをベースとしたシンプル&コンサバなキャロリンの着こなしは、今見てもスタイリッシュで新鮮です」(佐田さん)色もデザインもシンプルなのに、どこか女性らしい色気のあるスーツスタイルは、今の気分にもぴったり。大人の女性だからこそ醸し出せる“やり過ぎないエレガント”は、ぜひお手本にしたいところです。

キャメルカラーのスーツで旬の空気感をまとって

ジャケット¥90000、パンツ¥39000/ともにザ・ニューハウス(アーク インク)、Tシャツ¥12000/イズム(エーピー ストゥディオ)、シューズ¥20455/コス(コス銀座店) 

スーツはインナーも小物も同系色で揃え、ミニマルに着こなすのが気分。


一見マニッシュなスーツもエレガントに着こなせる、品のあるチャーミングな女性は、いつの時代も素敵ですよね! 次回は、佐田真由美さんも憧れていたジュエリーのお話から、スタイリスト新居由梨さんとコラボレーションした新ジュエリーラインについても、たっぷりと伺いました。


【お問い合わせ先】
アーク インク tel. 03-6452-3649
エーピー ストゥディオ tel. 06-6292-4515
コス銀座店 tel. 03-3538-3360
ジュゼッペ ザノッティ ジャパン tel. 03-6894-7510
ロンハーマン tel. 03-3402-6839

撮影/花盛友里
モデル/佐田真由美
スタイリング/新居由梨
へア&メイク/中山友恵
取材・文/出原杏子
構成/朏亜希子(編集部)

第1回「【ネイビーのスーツ】40代で知ったネイビーの”主張しないエレガント”」はこちら>>
第2回「【ジュエリー】永遠の憧れ”テニスブレスレット”」はこちら>>
第3回「【レザーパンツ】佐田真由美さんがエコレザーを選ぶ理由とは?」はこちら>>
第4回「【白シャツ】佐田真由美さんの「Tシャツ代わりに白シャツを着る」方法」はこちら>>
第5回「佐田真由美さん「ブラックデニムに上質なカシミヤニット、が今の答え」」はこちら>>
第6回「万能なネイビーのローファーを佐田真由美さんが愛する理由」はこちら>>