モデル・女優として、またジュエリーブランドのディレクターとしても活躍する佐田真由美さんに伺う大人世代の“新しいベーシック”。今回は、佐田さんが10代から変わらず着続けているという、ニットとデニムについて。どちらも定番アイテムだけに、年齢を重ねるとともに、その選び方にも変化があったとか。そのスタイルの変化を伺いました。

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ブラックデニムに、上質なカシミヤニットが40代の今の答え

 

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ニット¥87000、デニム¥36000/ともにザ・ニューハウス(アーク インク)、バッグ¥18000/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 新宿店)、シューズ¥145000/ジュゼッペ ザノッティ(ジュゼッペ ザノッティ ジャパン)、ピアス¥34000/プリーク(ユナイテッドアローズ お客様相談室)、リング¥45000/エナソルーナ(エナソルーナ神宮前本店)

「デニムは365日着たい、定番中の定番。何を着るか迷ったら、デニムをメインにして、それにプラスするアイテムを考えていきます。定番アイテムこそ、素材やシルエットで今っぽさを出せるよう、いつも挑戦していたいなと思います。ブルーのデニムが最近はけなくなったという方や、意外とデニムをはいたことがないという世代の方にもおすすめしたいのがブラックデニム。デニムのカジュアルさがブラックデニムだと少し軽減されるので、はきやすいんです。このTHE NEWHOUSEのデニムは、はき心地も良く、ウエスト位置も高めで安心。昔流行った座るとお尻が見えてしまいそうなローライズのデニムは…もう絶対にはけないですね(笑)。
チクチクするニットはストレスになるし、暖かさはもちろん、重さや匂いも気になりますよね。ニットの中でも最上の心地良さがあるのは、やはりカシミヤ。年々着心地を重視するようになってきたので、1年に1枚は買い足しています。Vネックのデザインだと私にはやや女性らしすぎるのですが、このニットはメンズライクなサイズ感やデザインでお気に入りの1枚。カシミヤの上質な素材感を理解したうえで気負わず着こなせるのは、大人ならではの特権ですよね」(佐田さん)

リラックス&ストレスフリーな着心地をくれる上質ニット

グレーニット¥64000/バトナー(奥山メリヤス)、ベージュニット¥92000/ザ・ニューハウス(アーク インク)

「カシミヤニットというと、フィット感のある女性らしいシルエットが多いけれど、あえてゆるっとしたサイズ感のものを選ぶのがおすすめです。」(佐田さん)

コーディネートの軸になる、今年顔のデニム

(左から)¥42000/リダン(ロンハーマン)、¥26000/ザ ブラック(エディション 表参道ヒルズ店)

「デニムは形と素材にとことんこだわって選びます」(佐田さん)ヴィンテージデニムを解体して、新たなファブリックとして蘇らせる「リダン」と、今年デビューした日本のデニムブランドの「ザ ブラック」。どちらも今の気分が反映された一本です。


若いころは、さほど気にならなかった素材のこと。上質だからこそ、お値段もそれなりになるけれど、贅沢なものの価値を理解したうえで着こなすことが、大人ならではのおしゃれの楽しみ方なのかもしれません。次回はついに最終回!トラッド好きな佐田さんが長年愛用しているというローファーについてうかがいます。

【お問い合わせ先】
アーク インク tel. 03-6452-3649
エディション 表参道ヒルズ店 tel. 03-3403-8086
エナソルーナ神宮前本店 tel. 03-3401-0038
奥山メリヤス tel. 0237-86-5378
ジュゼッペ ザノッティ ジャパン tel. 03-6894-7510
ユナイテッドアローズ お客様相談室 tel. 0120-011-031
ユナイテッドアローズ 新宿店 tel. 03-5321-7531
ロンハーマン tel. 03-3402-6839

撮影/花盛友里
モデル/佐田真由美
スタイリング/新居由梨
へア&メイク/中山友恵
取材・文/出原杏子
構成/朏亜希子(編集部)

 

 

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