モデル・女優として、またジュエリーブランド「Enasoluna(エナソルーナ)」のディレクターとして活躍する佐田真由美さんに伺う大人世代の“新しいベーシック”。今回は、ジュエリーについて。自身のデザインするジュエリーブランドから新たにローンチする「STANTON(スタントン)」のシグネチャーアイテム“テニスブレスレット”は大人の女性こそおすすめなのだそう。その理由とは?

佐田真由美さんの写真をもっと見る>>

シンプル×エレガント、長く愛せるテニスブレスレットを求めて

【ジュエリー】佐田真由美さんの永遠の憧れ”テニスブレスレット”_img0
 
【ジュエリー】佐田真由美さんの永遠の憧れ”テニスブレスレット”_img1
 
【ジュエリー】佐田真由美さんの永遠の憧れ”テニスブレスレット”_img2
 
【ジュエリー】佐田真由美さんの永遠の憧れ”テニスブレスレット”_img3
 

一番上で着用しているブレスレット(ムーンストーン×ピンクゴールド)¥340000、2番目以降の写真で着用しているブレスレット(ダイヤモンド1.815ct×ホワイトゴールド)¥550000/ともにスタントン〈エナソルーナ〉(エナソルーナ神宮前本店)、ジャケット¥210000/ケイト(エストネーション)、Tシャツ¥24000/ジェームス パース(ジェームス パース 青山店)、デニム¥29000/エーゴールドイー(エーピー ストゥディオ)

 

「今回新しくスタートする『スタントン』でどんなジュエリーを作ろうかと考えていた時、10代後半から20代の頃に流行っていた、ティファニーやカルティエから出ていたテニスブレスレットのことをふと思い出しました。当時ものすごく憧れていた“大人の象徴“は、もちろん手には届かなかったし、若すぎて似合わなかった。けれど、エターナルな”大人の女性”のアイテムとして、ずっと心のどこかに残っていたんです。そしておしゃれも人生もいろいろな経験を経た今なら、テニスブレスレットが似合う&手に入れることが出来る年齢になったんじゃないか、と感じて。これから先もずっと大切にしていきたい、そして今っぽくておしゃれに着けられるテニスブレスレットを作ってみようと思ったんです」(佐田さん)


ムーンストーンとダイヤモンド、長く愛せるお気に入りの1本


“テニスブレスレット”の由来は、1987年の全米オープンで、スター選手のクリス・エバートが試合中にダイヤモンドのブレスレットを落としてしまい、試合を中断して探したことがきっかけ。なくしたジュエリーのことを聞かれた彼女が“テニスブレスレット”と呼んだことで、一気に有名になったそう。思いがけない出来事から、360度を天然石で囲まれたそのデザインとともに、その名を残すこととなったジュエリーなんです。

【ジュエリー】佐田真由美さんの永遠の憧れ”テニスブレスレット”_img4

ダイヤではなくムーンストーンを使用した、”現代版テニスブレスレット”。底がフラットのローズカットのムーンストーンを使い、ペタンとしたフォルムに。大人の肌になじむピンクゴールドと、存在感をくれるイエローゴールドの2色。 上・ブレスレット(ムーンストーン×ピンクゴールド)¥340000、下・ブレスレット(ムーンストーン×イエローゴールド)¥340000/ともにスタントン〈エナソルーナ〉(エナソルーナ神宮前本店)

【ジュエリー】佐田真由美さんの永遠の憧れ”テニスブレスレット”_img5

ダイヤモンドを1つ1つ丁寧にはめ込まれた繊細なテニスブレスレット。華奢な作りでありながら、そのきらめきと存在感は抜群。どんなスタイルにもマッチする、エターナルな魅力のつまった1本に。 上・ブレスレット(ダイヤモンド1.61ct×ホワイトゴールド)¥500000、下・ブレスレット(ダイヤモンド1.815ct×ホワイトゴールド)¥550000/ともにスタントン〈エナソルーナ〉(エナソルーナ神宮前本店)

スタイリスト新居由梨さんとの強力タッグで誕生した「スタントン」

今回のジュエリーはスタイリストの新居由梨さんとのコラボアイテム。同世代の佐田さん&新居さんの制作秘話や現代版の女性像について伺いました。

【ジュエリー】佐田真由美さんの永遠の憧れ”テニスブレスレット”_img6

〈佐田さん〉ニット¥82000/デミリー フォー ロンハーマン(ロンハーマン)、デニム¥42000/サイモン ミラー(エドストローム オフィス)〈新居さん〉ニット¥87000、レギング¥39000/ともにザ・ニューハウス(アーク インク)、その他新居さん私物

佐田さんからのラブコールでスタートした『スタントン』

佐田さん「新居さんのスタイリングや手掛けるブランド、その世界観含めて全てが大好きで、私の方からコラボしませんか、と提案したのがきっかけです」

新居さん「私も、もともとジュエリーに興味があって、実は自分でもジュエリーブランドをやろうと試みたこともあったくらいなんです。だから、真由美ちゃんからお話を聞いた時は、前のめりでぜひ!とお返事しました(笑)」

佐田さん「コンセプトは、“もし旅にひとつだけジュエリーを持っていくとしたら?”。フットワークの軽い、現代の女性をイメージして、『旅』をテーマにしました。旅に行くときって荷物も多いから、ジュエリーも厳選しないといけない。だからどんな服、どんなシーンでも着けられる、自分のベースとも言えるジュエリーが良いなと」

新居さん「日本での発売に先行して、シンガポールからポップアップツアーをスタートしました。日本国内だけにとらわれず、世界共通のジュエリーを作り、世界中に運んでいくのがスタントンの密かな野望です(笑)」

どんな洋服にも合う、進化形テニスブレスレットを作りたい

佐田さん「今回スタントンのジュエリーを作るにあたり、架空の女性を設定して、彼女が付けたいジュエリーを作る、という作業をしたんです。私たちの考える現代の素敵な女性像で」

新居さん「2人の考える女性像が一致していたよね。ちなみに彼女は、日本とヨーロッパのルーツを持っていて、今はNY在住(笑)。古くからあるものを大切にしていく価値観を持ちながらも、新しい感覚を持つ、そのミックス加減も絶妙、というエネルギッシュでボーダレスな女性」

佐田さん「世界中を飛び回る彼女に必要なのは、Tシャツからドレスまで、どんな洋服にも似合うジュエリー。そこで思い浮かんだのがテニスブレスレットでした。今回制作した4種類は、どれも肌なじみが良くて、自立した躍動的な女性にぴったりです」

新居さん「古いのに新しい、テニスブレスレットの進化形だよね」

佐田さん「そう、ここにしかない、スタントンらしいシグネチャーアイテムができたなって」

新居さん「ブレスレットって、自分の目につくものだから、お気に入りの1本があれば気分も上がるしね」

佐田さん「それに、ダイヤモンドは年齢を重ねた手にこそ似合ってくるのも事実。そう考えると、歳を取ることで、おしゃれの楽しみも広がるなって。20年後も着けていたいジュエリーです」

STANTONポップアップが11月に開催!
シンガポールが第一弾だったポップアップ、第二弾は日本で開催。
今回ご紹介したブレスレットを実際に手にとって見られます。
11月16日(土)12:00〜19:00 渋谷区神宮前2−21−14−B1

佐田さんと新居さんの熱い想いが詰め込まれているブレスレット。年齢を重ねてきたからこそ似合うその繊細な輝きに、女性なら必ず心を掴まれること間違いなしです!次回は、今年トレンドのエコレザー×ブラウンの取り入れ方についてうかがいます。

【お問い合わせ先】
アーク インク tel. 03-6452-3649
エーピー ストゥディオ tel. 06-6292-4515
エストネーション tel. 0120-503-971
エドストローム オフィス tel. 03-6427-5901
エナソルーナ神宮前本店 tel. 03-3401-0038
ジェームス パース 青山店 tel. 03-6418-0928
ロンハーマン tel. 03-3402-6839

撮影/花盛友里
モデル/佐田真由美
スタイリング/新居由梨
へア&メイク/中山友恵
取材・文/出原杏子
構成/朏亜希子(編集部)

第1回「【ネイビーのスーツ】40代で知ったネイビーの”主張しないエレガント”」はこちら>>
第2回「【ジュエリー】永遠の憧れ”テニスブレスレット”」はこちら>>
第3回「【レザーパンツ】佐田真由美さんがエコレザーを選ぶ理由とは?」はこちら>>
第4回「【白シャツ】佐田真由美さんの「Tシャツ代わりに白シャツを着る」方法」はこちら>>
第5回「佐田真由美さん「ブラックデニムに上質なカシミヤニット、が今の答え」」はこちら>>
第6回「万能なネイビーのローファーを佐田真由美さんが愛する理由」はこちら>>