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食事の支度は毎日のことだけに「今日はどうしよう?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。大人気シリーズの最新版『2020 お料理家計簿』では、手早く料理を作る、献立をととのえるための心がけを、料理研究家の武蔵裕子さんに教えていただいています。料理は工夫次第でいくらでもおいしく手早くできる、とのこと! ぜひ実践してみてくださいね。

 


1 作り置きやまとめ作りを活用する

作り置きは、それほど難しいことをするのではなく、野菜をまとめて切ったりゆでたりする、肉や魚に下味をつけるといった”下ごしらえ”程度のことでも、やるとやらないとでは大違いです。買い物した日は下ごしらえもする日と決めてはどうでしょう。


2 便利でおいしくでき上がる調理道具を使いこなす

調理器具、家電製品の性能は日進月歩です。素材も味も異なる複数の料理をそれぞれ最適に加熱調理してくれるオーブンレンジや、タイマーがついて焼き時間を適切に設定できるグリルなどは、時短や省力化に大いに役立ってくれます。何気なく使っている包丁も、切れ味のよいものならストレスがなく、時短になって仕上がりもアップ。手早さを重視するなら、道具選びや道具の手入れもおろそかにしないことです。

3 おいしく作るコツは丁寧に、不要な手順は省く

料理を急いで作るとなると、基本的な調理手順を省いてしまうことがあります。下味の塩・こしょうを省いたり、サラダの野菜の水けをしっかりきらなかったり……。そのために味がぼんやりしたり、水っぽくなったりしてしまっては、せっかく作ってもおいしくなりません。
それよりも、火の通りにくい材料は先にレンジで加熱して短時間で煮えるようにする、パスタは蒸しゆでにしてお湯を沸かす時間を省く、といった工夫をしてみてはどうでしょう? ちょっと手抜きしたくなるような忙しい時もたまにはあるでしょう。ただ手を抜くにしても、どこを抜けばおいしさが変わらないのかを見極めることが大切です。


3つの心がけから生まれた「かんたんカルボナーラ」のレシピ

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フライパンでスパゲティを蒸しゆでにし、そのまま調味までできる時短レシピです。フライパン1つで作るので、洗いものも少ないのがうれしい!

 材料(2人分)


スパゲティ(7分ゆでタイプ)… 160g
ベーコン … 3枚

|生クリーム … カップ1/2
 |粉チーズ … 大さじ2

溶き卵 … 2個分

水 … カップ2
塩 … 少々
黒こしょう … 少々

 作り方 


1 ベーコンは1㎝幅に切る。スパゲティは半分に折る。
2 フライパンに水、塩と1のスパゲティを入れる。ふたをして中火にかけ、煮立ったらほぐす。
3 2に1のベーコンを加え、ふたをして7分蒸しゆでする。
4 ふたを取って水けをとばす。Aを混ぜて3のフライパンに加え、さらに溶き卵を加え混ぜる。黒こしょうをふる。

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武蔵裕子(むさし・ゆうこ)

料理研究家。食材や調理法の工夫で無理なく手早く仕上げるレシピを多数発表。そのレシピはすべて実生活から編み出されたもので、どれをとっても使いやすい材料、かつ手間いらずの作り方でおいしいと評判。企業メニューの開発、書籍、雑誌などで幅広く活躍中。著書に『15分で一汁一菜 毎日のごはんはこれでいい!』(講談社)など多数。

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『2020 お料理家計簿』
著者 編集/講談社

日本一売れている料理+健康家計簿。70年目を迎える2020年版も「一生続けたい」と長年愛用しているファンの期待を裏切らない内容で刊行します。豪華人気料理家陣によるレシピと献立例は、毎日のごはん作りに重宝。健康・経済・暮らしまわりの豆知識なども、より充実した内容となっています。例年通り、付録に「レシピ付きカレンダー」と「お料理下敷き」つき。70周年の記念の今年は美智子さまのポストカードもついています。


『2020 お料理家計簿』のほか、料理、ファッション、ダイエット・美容など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
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構成/生活文化チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/1143.html

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